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サンデー No.2

アエロリットの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.65/5.00
★★★★☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
4.0★★★★☆
近親
4.0★★★★☆
父産駒
3.0★★★☆☆
配合
4.0★★★★☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
クロフネ
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
2/12
毛色
黒鹿
地区
関東
Price
総額
1億2,000万円
一口 (全40口)
300万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

アエロリットの25 AI評価レポート

母アエロリットの競走実績と特徴

母アエロリットは2014年5月17日にノーザンファームで生まれた芦毛の牝馬で、父クロフネ・母アステリックス・母父ネオユニヴァースという血統構成を持ちます。馬主は(有)サンデーレーシング、調教を担当したのは美浦の菊沢隆徳厩舎です。

現役戦績は国内18戦4勝・海外2戦0勝の通算20戦4勝で、2着7回・3着1回・着外8回という成績を残しました。総獲得賞金は約4億5917万円に達し、芝マイルから2000m前後の中距離戦線で長期にわたって一線級の存在感を保ち続けた牝馬です。

最大の勲章は2017年5月7日のNHKマイルカップ(G1・東京芝1600m)制覇です。横山典弘騎手騎乗で2番人気の支持に応え、勝ち時計1分32秒3の鋭い決め手で牡馬陣を制してG1初制覇を飾りました。同年7月30日には札幌のクイーンステークス(G3・芝1800m)を快勝し、夏の北海道路線で連勝を伸ばしています。

古馬になってからの2018年は安定感のあるシーズンで、5月のヴィクトリアマイル(G1)4着、6月の安田記念(G1)2着、そして10月の毎日王冠(G2・東京芝1800m)はJ.モレイラ騎手騎乗で2番人気1着と完勝し、自身の重賞3勝目を挙げています。

2019年は5月のヴィクトリアマイル5着の後、6月の安田記念で再び2着、10月の毎日王冠2着、10月27日の天皇賞(秋)で3着と、東京コースのG1・G2戦線で連続好走を続けました。海外遠征として2019年1月のペガサスワールドカップターフ招待(米G1・芝1900m)に挑み9着という経験も積んでいます。

ラストランは2019年12月22日の有馬記念(G1)14着で、同年12月27日にJRA登録抹消となりました。引退後は故郷のノーザンファームで繁殖牝馬入りし、現在に至ります。

東京コースの直線勝負に強く、好位から長く脚を使う持続型の走りが持ち味の現役馬で、G1勝ち1回・G1 2着3回・G1 3着1回という主要レースでの安定した好走実績が、繁殖牝馬としての評価を強固に支える土台となっています。

母父クロフネと母系背景

母父にあたるクロフネは1998年生まれの米国産芦毛馬で、父フレンチデピュティ・母ブルーアヴェニュー・母父クラシックゴーゴーという北米血脈です。現役時代は2001年のNHKマイルカップ(G1)を制し、ダート路線に転じた秋にはジャパンカップダート(G1)を含む2戦をいずれも大差レコードで圧勝したスピード型の名馬として知られています。

クロフネは引退後に種牡馬入りし、ブルードメアサイア(母父)としても日本競馬で重要な地位を占めています。芝のマイル前後で発揮される鋭いスピードと、ダート中距離で発揮される豊かなパワーの両面を伝える系統で、本馬の母アエロリット自身が芝マイルG1勝ち馬という事実が、クロフネ系の繁殖牝馬としての適性を象徴的に体現しています。

アエロリットの母方を遡ると、母アステリックスは2010年4月22日生まれの黒鹿毛牝馬で、父ネオユニヴァース・母アイルドフランス(米国産)・母父ニジンスキーラインのナリュエフという構成です。アステリックス自身は屈腱炎により現役1戦のみで早期引退となりましたが、繁殖牝馬としては9頭の産駒を送り出し、JRA勝ち馬5頭、重賞入着馬3頭、G1勝ち馬1頭(アエロリット)という確かな実績を積み上げています。

アステリックスの直近の産駒には2022年3月26日生まれの牡馬ガルダイア(父エピファネイア)が含まれ、本馬アエロリットの25にとっては母方を1世代遡った半叔父にあたります。本馬の母アエロリットの全弟妹ラインも順次出走しており、母系の活力が現役世代に途切れず受け継がれている状況です。

ネオユニヴァース・サンデーサイレンス系のクラシック適性と、米国型ストームキャット系・ノーザンダンサー系のスピード血脈が母方に層を成しており、芝中距離での競争力を支える血統的バックボーンが整っています。

アエロリットの過去産駒・近親活躍馬

母アエロリットは2019年12月の引退後にノーザンファームで繁殖入りし、本馬アエロリットの25を含めて4頭の産駒を送り出しています。

初仔は2021年1月20日生まれの牡馬コンドライトで、父はドゥラメンテです。鹿毛で美浦・菊沢隆徳厩舎(母アエロリットと同厩舎)に入厩し、2023年9月3日の新潟芝1800mでC.ルメール騎手騎乗の新馬戦でデビューを果たしました。JRA通算7戦0勝・2着2回・3着1回の戦績を残しましたが、2024年8月29日付で競走馬登録を抹消されています。獲得賞金は約816万円に止まり、母譲りの勝ち上がりまでは届かなかった1頭です。

2番仔は2023年1月27日生まれの牡馬アエログラムで、父はディープインパクト産駒のシルバーステートです。黒鹿毛のアエログラムはノーザンファームで育成段階にあり、2026年5月時点でJRAデビュー前です。

3番仔は2024年生まれの牝馬イルリサットで、父はキズナです。芦毛のイルリサットも育成段階にあり、デビュー前の状態にあります。

そして4番仔が本馬アエロリットの25(2025年2月12日生・牡・黒鹿毛・父イクイノックス)で、母にとって初めてのイクイノックス産駒となります。

母系1世代を遡った半叔父にあたる存在として、母アステリックスを母に持つガルダイア(2022年3月26日生・牡・青鹿毛・父エピファネイア)が現役で重要な実績を残しています。ガルダイアは2024年11月のJRAデビュー戦(東京芝1800m新馬)をC.ルメール騎手騎乗の1番人気で快勝し、続くベゴニア賞(東京芝1800m)で3着、2025年1月の京成杯(G3・中山芝2000m)で14着の後、2025年3月29日の毎日杯(G3・阪神芝外1800m)で2着に好走しました。JRA通算8戦1勝・賞金約2603万円で、母方の血の現役活力を象徴する1頭です。

母の初仔コンドライトが未勝利に終わった事実は近親活躍度の評価における慎重材料ですが、母アエロリット自身のG1勝ち実績と、半叔父ガルダイアのG3連対実績(2025年毎日杯2着)が、母系の現役戦線における活力を裏付けています。アエログラム・イルリサット・本馬という後続の3頭がデビュー前であるため、産駒群の本格的な評価はこれからの段階にあります。

父馬イクイノックスについて

イクイノックスは2019年生まれの引退種牡馬で、10戦8勝・連対率100%・G1 6勝という戦績を残しました。2023年にはロンジン・ワールドベストレースホースランキングで135ポンドを獲得し、世界第1位の評価を受けた日本史上最高クラスの名馬です。

2023年11月のジャパンカップを最後に引退し、2024年から社台スタリオンステーション入りしています。種付け料は初年度2000万円、2026年シーズンは2500万円に引き上げられ、国内最高水準を維持中です。広く知られている存在のため詳細は省略しますが、種牡馬としての立ち位置は現時点で国内トップグループに位置しています。

父産駒の傾向と距離適性

イクイノックスの初年度産駒は2025年生まれで、2026年5月時点では1歳の段階にあります。本馬アエロリットの25もこの初年度ジェネレーションに属する1頭です。レースデビューは早くても2027年6月のメイクデビュー以降になる見込みで、産駒の実戦成績は現時点で未確定です。

種付け頭数は供用初年度の2024年で204頭、生産頭数は142頭と公表されており、トップクラスの繁殖牝馬を集めた状況での種牡馬スタートとなりました。供用2年目に種付け料が据え置きから2500万円に引き上げられた点は国内でも異例の動きで、繁殖牝馬オーナー側の評価が高水準で形成されていることを示しています。

身体面と走法面の傾向については、父キタサンブラック由来の豊かなスピード持続力と、自身の現役時代に見せた末脚の鋭さが伝わると想定されます。父系はキタサンブラック→ブラックタイド→サンデーサイレンス系という日本主流ラインで、ロードカナロアの肌に強いキタサンブラックを父に持つ点が、母系のスピード型血統と組み合わさることで芝中距離前後をメインレンジとする産駒像が浮かびます。

市場評価の現状については、2025年セレクトセールでの数字が指標になります。上場24頭中23頭が落札され、最高価格は5億2000万円(ミッドナイトビズーの2025)、1億円超の落札が11頭という結果が記録されました。クラブ募集や庭先取引でも上位価格帯への集中が見られ、初年度産駒の市場価値は最高水準にあるとみられます。

ただし種牡馬としての真価は産駒のレース実績で決まる性格のものです。初年度産駒は2027年のデビュー以降に評価が固まっていくため、現段階の市場価値は先行投資的な性格を含んでいる点を踏まえる必要があります。

配合評価とこの当歳の見どころ

父イクイノックス(キタサンブラック×シャトーブランシュ・母父キングヘイロー)と母アエロリット(クロフネ×アステリックス・母父ネオユニヴァース)の配合は、日本最強クラスのキタサンブラック系種牡馬と、芝マイルG1勝ちのスピード系繁殖牝馬を組み合わせた設計です。

父系はサンデーサイレンス系を内包する日本主流ライン、母系は父クロフネがノーザンダンサー系ノーザンテースト→デピュティミニスター→フレンチデピュティのライン、母父ネオユニヴァースがサンデーサイレンス系という構成です。本馬の血統表ではサンデーサイレンスが5代目に複数回登場するため、サンデーサイレンス4×4のクロスが成立し、日本適性を高める王道のインブリード設計となっています。

母父クロフネ・母母父ネオユニヴァースという組み合わせは、芝のスピードとパワーをバランスよく内包する母系構成で、父系のスタミナ寄りキタサンブラック系と組み合わさることで、芝中距離前後で機動力を発揮するタイプに仕上がる配合構成です。

距離適性の予測は芝の1600m〜2400mにレンジが置かれると考えられます。母アエロリットがマイルG1勝ち・1800mG2勝ち・2000mG1で3着という競走実績を残した点、半叔父ガルダイアが1800m前後で重賞戦線を戦っている点を踏まえると、瞬発力と持続力の両立を求められる芝中距離戦が主戦場になりやすい血統構成です。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、母クロフネ系譲りのパワーで湿った馬場にも対応する素地があります。

価格面については、サンデーサラブレッドクラブの2026年募集ラインアップ#2番として総額1億2000万円(一口300万円・全40口)で募集されています。同クラブのイクイノックス産駒募集としては上位帯に位置する価格設定で、セレクトセール市場でのイクイノックス産駒落札相場が2億〜5億円台に集中していた事実を踏まえれば、市場価値ベースでは妥当圏内に置かれている水準です。

母アエロリットのG1勝ち実績(芝マイル)、母系の現役活力(半叔父ガルダイアの毎日杯G3 2着)、ノーザンファーム生産という3要素を組み合わせると、1億2000万円という総額には内容相応の合理性が見出せます。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 父イクイノックスが日本史上最高クラスの種牡馬で、初年度産駒の市場評価は国内最高水準にあります
  • 母アエロリットが芝マイルG1勝ち馬(2017年NHKマイルC)・G1 2着3回・通算4勝の名牝で、母系1世代上の半叔父ガルダイアも2025年毎日杯(G3)2着と現役で結果を残しています

懸念

  • イクイノックス産駒は2027年デビュー予定で実戦データがまだ存在せず、種牡馬としての完成度には未確定要素が残ります
  • 母の初仔コンドライトがJRA未勝利・7戦0勝で抹消となり、母の繁殖能力が産駒の勝ち上がりで実証されるのはこれからの段階です

総額1億2000万円(一口300万円)は、イクイノックス産駒×NHKマイルC勝ち馬の初イクイノックス産駒という看板に対して内容相応の水準です。芝中距離型の素質を求める出資検討者にとっては、母のG1実績と父の市場性が両立した1頭と言えます。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★★☆ 母アエロリットがNHKマイルC(G1)勝ち・G1 2着3回・通算4勝・賞金約4.6億円のスピード型名牝、産駒勝ち上がり実証はこれから
近親活躍度 ★★★★☆ 半叔父ガルダイアが2025年毎日杯(G3)2着、母系の現役重賞戦線で活力が裏付け済み
父産駒適性 ★★★☆☆ イクイノックス初年度産駒で実戦データ未確定、2025セレクトセール最高5.2億円の市場評価
配合評価 ★★★★☆ キタサンブラック系×クロフネ系×ネオユニヴァース、サンデーサイレンス4×4で日本適性を高める王道設計
価格妥当性 ★★★☆☆ 1億2000万円はクラブ上位帯、母系のG1実績から内容相応
総合評価 ★★★★☆ 加重平均3.65、母のG1実績と父の市場性が牽引材料

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。