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サンデー No.9

ドナアトラエンテの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.95/5.00
★★★★☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
4.0★★★★☆
近親
5.0★★★★★
父産駒
4.0★★★★☆
配合
3.0★★★☆☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
ディープインパクト
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
4/1
毛色
鹿
地区
関東
Price
総額
8,000万円
一口 (全40口)
200万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

ドナアトラエンテの25 AI評価レポート

母ドナアトラエンテの競走実績と特徴

母ドナアトラエンテは2016年1月24日生まれの黒鹿毛の牝馬で、父ディープインパクト・母ドナブリーニ・母父Bertoliniという和洋折衷の良血に属します。生産地はノーザンファーム(安平町)で、サンデーレーシング名義のオーナーブリーダー体制下で誕生し、サンデーサラブレッドクラブ2017年度募集馬として登場した1頭です。管理は美浦の国枝栄厩舎が手掛けました。

現役での通算成績はJRA16戦4勝・2着5回・3着1回で、賞金は9974万1000円に達しています。連対率56%・掲示板率75%という安定した数値を残した中距離型の牝馬として記憶されます。2018年7月の3歳新馬戦(新潟芝1800m)を1番人気で勝ち上がり、デビュー1戦1勝のスタートを切りました。2020年2月の4歳以上1勝クラス(東京芝1800m)を制した後、同年5月の調布特別(東京芝1800m・2勝クラス)も連勝し、2勝クラスを抜ける形となりました。

3勝クラスでも2021年1月の初富士ステークス(中山芝1800m)を制し、オープン入りを果たしました。同年10月のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(東京芝1800m)はG2格上挑戦の初手で4着・賞金615万円の入着、同年12月のターコイズステークス(中山芝1600m)はG3で14着という結果を残しました。重賞勝ち鞍こそ手にしていませんが、2勝クラス・3勝クラスを連勝で抜けた上に重賞戦線にも食い込んだ実績は、母系の質を体現する競走実績となります。

引退レースは2022年2月の東京新聞杯(東京芝1600m)で、ここでJRA中央抹消・繁殖入りとなりました。距離適性は芝1800mを軸に1600m〜2000mが主戦場で、東京コースを得意とした左回り型の中距離牝馬です。馬体重は450kg前後で安定し、デビューから引退まで大きな故障なく現役生活を全うした健康度の高さも特徴です。

繁殖牝馬としてはノーザンファームの繁殖陣に加わり、現時点で3頭の産駒を送り出した段階にあります。1番仔ドナディクオーレ(2023年4月12日生・栗毛・牝・父ブリックスアンドモルタル)はサンデーサラブレッドクラブ2024年度募集馬として登場し、上原佑紀厩舎所属で2026年シーズン現役の3歳牝馬です。2番仔ドナカリーナ(2024年生・牝・父レイデオロ)はノーザンファーム生産で2025年度募集馬として登場した個体です。3番仔がアステリアドンナ(2024年生)で、サンデーサラブレッドクラブ2025年度募集馬として登場しました。本馬ドナアトラエンテの25は4番仔(2025年4月1日生・鹿毛・牡・父エピファネイア)で、母にとって初の牡馬産駒となります。

母自身がJRA重賞戦線で4着の入着実績を残した中距離牝馬であり、繁殖実証も2頭の現役競走馬を出した中盤段階に達しています。

母父Bertoliniと母系背景

母父にあたるBertoliniは1996年生まれの鹿毛で、父Danzig・母Aviance・母父Northfieldsという米国主流のダンチヒ系に属します。現役戦績は11戦4勝で、欧州G2のジュライカップステークス2着・G2ファルマスステークス2着・キングスタンドステークスG2 3着の入着実績を持つ高速マイラーです。引退後はアイルランドのKildanganStud(ダーレー資本)で種牡馬入りし、2003年から供用されました。

代表産駒には本馬の祖母ドナブリーニ(英G1チェヴァリーパークステークス勝ち)、Halicarnassus(2009年Hardwicke Stakes G2勝ち+メルボルンカップG1出走)、Cassydora(2010年ランカシャーオークス G2勝ち)、Nayyir(2003年ロッキンジステークス G1勝ち)というG1勝ち産駒・G2勝ち産駒群が並びます。短距離〜マイル戦線における瞬発力と機動力の伝達に長け、繁殖牝馬の母父としても欧州主流マイル路線で結果を継続的に出してきた血脈となります。

母系の3代目にあたるドナブリーニ(本馬の祖母)は2003年英国産の栗毛で、父Bertolini・母Cala Bona・母父Mujadilという欧州主流血統に属します。現役戦績は英国で11戦4勝、2歳時の2005年に英G2チェリーヒントンステークスと英G1チェヴァリーパークステークスを連勝した高速2歳牝馬で、2歳牝馬チャンピオンの地位を獲得しました。

引退後の2006年タタソールズディセンバーセールにおいて、吉田勝己氏(社台グループ代表)が50万ギニー(当時のレートで約1億2000万円)で落札する形で日本に渡来し、ノーザンファームの繁殖陣に加わりました。日本における繁殖成績は、ドナウブルー(2008年生・父ディープインパクト・京都牝馬ステークスG3・関屋記念G3を制した重賞2勝の現役活躍馬)、ジェンティルドンナ(2009年生・父ディープインパクト・牝馬三冠+ジャパンカップ連覇+ドバイシーマクラシック+有馬記念のG1 7勝・年度代表馬2回受賞)、レゲンデ(2012年生・父ディープインパクト・条件馬)、ヴィルトゥース(2015年生・父ディープインパクト・現役)、本馬ドナアトラエンテ(2016年生・父ディープインパクト・JRA4勝)というディープインパクト産駒だけで5頭、他にトパーズ(父ネオユニヴァース)・グレンシーラ(父ゼンノロブロイ)等を含めた多様な配合で結果を出した名繁殖牝馬として知られます。

ドナブリーニは2023年7月に繁殖引退し、リードホースとしての余生を送る段階に移行しました。3世代続けてG1ウィナーを輩出した稀有な実証データを残した繁殖牝馬として、日本軽種馬協会の評価でも最上位群に位置付けられる存在です。

母方の3代血統内にはBertolini→Danzig→Northern Dancerという欧州主流のダンザン系と、Mujadil→Storm Bird→Northern Dancerという同じNorthern Dancer系の枝、さらに父系のディープインパクト→サンデーサイレンスという日本主流血脈が並ぶ構成です。本馬の3代血統は日米欧の主流血脈が層をなす国際的な配合背景を持ち、サンデーグループ繁殖牝馬群の中でも血統的なバラエティと実証力の両立で突出した1頭となっています。

近親活躍馬と母系の厚み

母ドナアトラエンテの近親には、日本競馬史に名を残す名馬群が並びます。

最大の存在は本馬の伯母にあたるジェンティルドンナ(2009年生・父ディープインパクト・全姉)で、現役通算19戦10勝・獲得賞金17億2603万円というG1 7勝の名牝です。2012年に桜花賞G1・優駿牝馬G1・秋華賞G1の牝馬三冠を史上4頭目で制覇し、続くジャパンカップG1では3歳牝馬として史上初めて古馬G1を制し三冠馬オルフェーヴルを叩き合いの末に下す形で勝利を収めました。翌2013年のジャパンカップG1も連覇、2014年にはドバイシーマクラシックG1(海外G1)と有馬記念G1を制し、父ディープインパクトに並ぶG1 7勝の歴代上位の記録を残しました。2012年・2014年の2度にわたって年度代表馬に選出され、3歳牝馬としては史上初の年度代表馬受賞の偉業を成し遂げています。

ジェンティルドンナの繁殖入り後の産駒には、3番仔ジェラルディーナ(2018年生・父モーリス)が2022年オールカマーG2を制してジェンティルドンナ産駒初の重賞勝ち馬となり、続く2022年エリザベス女王杯G1で同産駒初のG1勝ち馬として母系の血統的価値を改めて示しました。ジェラルディーナは2022年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞しています。本馬ドナアトラエンテの25にとってジェラルディーナは従姉妹にあたる関係です。

本馬の伯母にあたるもう1頭の名牝がドナウブルー(2008年生・父ディープインパクト・全姉)で、現役23戦5勝・獲得賞金2億6319万7000円という戦績を残しました。重賞勝ち鞍は2012年京都牝馬ステークスG3と2012年関屋記念G3(コースレコード)の2勝で、マイル戦線のスペシャリストとして実績を残した中央重賞勝ち牝馬です。ドナウブルーの繁殖入り後の産駒にはドナウデルタ(ポートアイランドステークス・信越ステークス勝ち)というオープン特別勝ち牝馬が登場し、母系の伝達力も実証されています。

本馬の祖母ドナブリーニ自身も英G1チェヴァリーパークステークス・英G2チェリーヒントンステークスの2勝の2歳牝馬チャンピオンであり、母から娘・孫の3代続けてG1ウィナーを排出した母系の活力は日本軽種馬市場の中でも稀有な水準です。

母方の他の伯父・伯母にはトパーズ(2010年生・父ネオユニヴァース)・グレンシーラ(2011年生・父ゼンノロブロイ)・レゲンデ(2012年生・父ディープインパクト)・ベルダム(2014年生・父ディープインパクト)・ヴィルトゥース(2015年生・父ディープインパクト)などが並びますが、これらの中でも母方近親の核となるのはジェンティルドンナ・ドナウブルー・ドナアトラエンテのディープインパクト産駒姉妹3頭です。

牝系区分では本馬の母系は欧州を出自とする1号族系統に属し、現代日本軽種馬市場における海外輸入牝馬産駒の中でも最上位群に位置する血統背景を持ちます。母自身もJRA重賞戦線4着の入着実績を持つ中距離牝馬であり、母系の中央実証は祖母代から3代続けて連続している段階にあります。

父馬エピファネイアについて

エピファネイアは2010年2月12日生まれの鹿毛で、父シンボリクリスエス・母シーザリオ・母父スペシャルウィークというロベルト系×サンデーサイレンス系内包の良血に属します。現役通算成績はJRA中央12戦6勝・海外2戦0勝の14戦6勝で、獲得賞金は6億9858万2400円です。

主要勝鞍は2013年菊花賞G1(5馬身差圧勝)と2014年ジャパンカップG1(4馬身差圧勝・ジェンティルドンナの引退レース2着馬を相手に圧倒した内容)の2つのG1勝ちで、他に2013年神戸新聞杯G2・2012年ラジオNIKKEI杯2歳ステークスG3を制しました。2015年7月の現役引退後、2016年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りした主力種牡馬の1頭です。

父産駒の傾向と距離適性

エピファネイアは初年度産駒(2017年生)の2019年新種牡馬リーディングサイアー2位を獲得し、2020年にはデアリングタクトが牝馬三冠(史上初の無敗牝馬三冠)を達成して種牡馬としての地位を確立しました。2024年はステレンボッシュ(桜花賞G1)・テンハッピーローズ(ヴィクトリアマイルG1)・ダノンデサイル(東京優駿G1)・ブローザホーンの春シーズン年間G1 4勝という記録的な好成績を残し、2024年JRA総合サイアーランキング3位・2歳サイアーランキング2位、2025年JRAサイアーランキング5位(総合6位)という上位継続水準に達しています。

代表産駒のG1勝ち馬は8頭以上が並びます。デアリングタクト(2020年桜花賞G1・優駿牝馬G1・秋華賞G1の無敗牝馬三冠)、エフフォーリア(2021年皐月賞G1・天皇賞秋G1・有馬記念G1の年度代表馬)、サークルオブライフ(2021年阪神ジュベナイルフィリーズG1)、イズジョーノキセキ(2022年府中牝馬ステークスG2を含む重賞勝ち牝馬)、ステレンボッシュ(2024年桜花賞G1)、テンハッピーローズ(2024年ヴィクトリアマイルG1)、ダノンデサイル(2024年東京優駿G1・2025年ドバイシーマクラシックG1)、ブローザホーン(2024年宝塚記念G1)というG1勝ち産駒8頭が現役の上位を継続的に占める形となっています。重賞勝ち産駒もアリストテレス(2021年AJCC G2)を含め多数に達します。

産駒の距離適性は芝の2000m〜2400mを主戦場とするクラシックディスタンス型で、牡馬は2000m以上、牝馬は1600〜2000mが最適レンジに整理されます。マイルからこなし中距離〜長距離を得意とするタイプが多く、根幹距離(1600m・2000m・2400m)の重賞での強さは日本軽種馬市場の中でも突出した水準です。馬場面では芝が主戦場でダートは1700m以上の下級条件限定の傾向が見られ、芝中距離型の典型的なロベルト系種牡馬としての特性を継承しています。

東京競馬場を最良コースとし、京都・中京の左回り含むコースで安定して結果を出す傾向が指摘されています。牝馬は左回りの東京・新潟が得意で、根幹距離の重賞で結果を残す傾向が顕著です。母父との相性はキングカメハメハ系・ハーツクライ系・ボールドルーラー系で結果が出やすく、母父ディープインパクト配合ではアリストテレス・オーソクレース・ディヴァインラヴという長距離適性の高い産駒群を輩出する設計となっています。冬場の重賞で強い傾向もロベルト系種牡馬の典型として継承され、12月〜2月に重賞14勝中8勝を集中させた実績を残しています。

配合評価とこの当歳の見どころ

父エピファネイア(シンボリクリスエス×シーザリオ・母父スペシャルウィーク)と母ドナアトラエンテ(ディープインパクト×ドナブリーニ・母父Bertolini)の配合は、ロベルト系内包の現代日本主力種牡馬と、ディープインパクト直仔・母父欧州短距離血脈の繁殖牝馬を組み合わせた、典型的なクラシック設計の日米欧融合配合です。

血統表内のクロスを見ると、5代以内に直接的な濃いクロスは出現しない設計です。父エピファネイアの母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス直仔)と母ドナアトラエンテの父ディープインパクト(同じくサンデーサイレンス直仔)を内包する形となり、サンデーサイレンスの4×3クロス(父の母父=サンデーサイレンス・母の父父=サンデーサイレンス)が血統表内で発生します。サンデーサイレンス系内の濃いクロス設計は、日本軽種馬市場における中距離クラシック路線で結果を出す配合の主流パターンであり、瞬発力と機動力の上乗せを狙った積極設計と整理されます。

エピファネイア×ディープインパクト母父の配合データを見ると、同配合の重賞勝ち産駒は2021年アメリカジョッキークラブカップG2を制したアリストテレスを含む長距離適性の高い産駒群が中心で、芝中長距離路線での適性発揮が継承される傾向が指摘されています。母父ディープインパクト配合は95頭程度の蓄積で重賞勝ち1頭の水準にあり、ニックスというより配合の選択肢の1つに位置付ける段階の評価が妥当です。本馬は牡馬産駒のため、エピファネイア牡馬産駒の主戦場である芝2000m〜2400mのクラシックディスタンス・古馬中距離戦線が血統的な適性レンジの中心となります。

3代血統の構造的特徴は、父系のロベルト系(シンボリクリスエス→ロベルト→ヘイルトゥリーズン)が持つパワー・スタミナと、母系のサンデーサイレンス系×ダンザン系×ノーザンダンサー系が織りなす多層的な配合背景という点にあります。父エピファネイア自身の母父スペシャルウィーク(東京優駿G1・天皇賞春G1・天皇賞秋G1・ジャパンカップG1の長距離型サンデー系)と、本馬母父Bertolini(欧州短距離系・ダンザン系)は系統が完全に異なるアウトクロス型の組み合わせで、母系のスピード血脈が父のスタミナ血脈を補強する設計となります。

距離適性の予測は芝の2000m〜2400mが主戦場の中心域となります。父エピファネイアの牡馬産駒が芝中長距離クラシックで結果を残してきた実績(エフフォーリア・ダノンデサイル・ブローザホーン)に加え、母系の母ドナアトラエンテが芝1800mを軸に1600〜2000mで結果を残した中距離型である点を踏まえれば、3歳春の皐月賞〜東京優駿路線、または古馬の天皇賞秋・有馬記念・ジャパンカップ路線でのクラシックディスタンス適性発揮が血統的に整合します。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、ロベルト系由来の道悪適性が重馬場・不良馬場にも対応する素地を残します。

母ドナアトラエンテにとって本馬は初の牡馬産駒・初のロベルト系内包父との配合産駒となります。過去3頭の産駒は父ブリックスアンドモルタル(More Than Ready系)・父レイデオロ(キングカメハメハ系)・父父違いの設計が試されてきましたが、母にとって初の牡馬産駒で初のロベルト系内包父との配合という新規軸の設計となります。母系の3代続けてのG1勝ちウィナー輩出という実証データと、父エピファネイアの牡馬クラシック路線での結果が交差する位置にある1頭です。

価格面については、サンデーサラブレッドクラブ2026年度募集第9番として総額8000万円(1口200万円・40口)で募集されています。同クラブ2026年度募集ラインアップは平均価格が上昇傾向にあり、最高価格は1億5000万円(グランアレグリアの25・ラッキーライラックの25・ミュージアムヒルの25の3頭)で、平均価格はキタサンブラック産駒5頭が1億200万円・イクイノックス産駒10頭が9500万円・サートゥルナーリア産駒5頭が8400万円という上位帯となっています。エピファネイア産駒の8000万円は同クラブ募集ラインアップの中位上限帯に位置し、父の市場性(2026年種付け料1500万円・社台SS第4位水準)に加え、伯母ジェンティルドンナG1 7勝・伯母ドナウブルー重賞2勝・祖母ドナブリーニ英G1勝ち・従姉妹ジェラルディーナG1勝ちという3世代連続G1勝ち牝系という1点突出の母系評価を踏まえれば、内容相応からやや看板代上乗せ水準の価格設定と整理されます。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 母系は3世代続けてG1勝ちウィナーを輩出した稀有な活力ある血統で、伯母ジェンティルドンナのG1 7勝・年度代表馬2回受賞・牝馬三冠+ジャパンカップ連覇+ドバイシーマクラシック+有馬記念の実績、伯母ドナウブルーの重賞2勝、祖母ドナブリーニの英G1チェヴァリーパークステークス勝ち、従姉妹ジェラルディーナのエリザベス女王杯G1・オールカマーG2勝ちという日本軽種馬市場の最上位群に位置する母系評価を備えます。
  • 父エピファネイアは2024年JRA総合サイアーランキング3位・2歳サイアーランキング2位、2025年JRAサイアーランキング5位の現代日本主力種牡馬で、デアリングタクト(無敗牝馬三冠)・エフフォーリア(年度代表馬)・ステレンボッシュ(2024桜花賞)・ダノンデサイル(2024東京優駿+2025ドバイシーマクラシック)・ブローザホーン(2024宝塚記念)・テンハッピーローズ(2024ヴィクトリアマイル)というG1勝ち産駒群を継続的に輩出した実証データを持ち、2026年種付け料1500万円は社台スタリオンステーションの上位帯水準に位置します。

懸念

  • 母ドナアトラエンテにとって本馬は初の牡馬産駒・初のロベルト系内包父配合という新規軸の組み合わせで、母系の中央実証はまだ1番仔ドナディクオーレが3歳デビュー前後の段階にあり、産駒実証の蓄積はこれからの段階にあります。
  • エピファネイア×ディープインパクト母父の配合は重賞勝ち産駒1頭(アリストテレス)の蓄積に留まり、配合相性の実証は途上段階のため、芝中距離クラシック路線での適性発揮はレース実績で確認できるまでは未確定要素を含みます。

総額8000万円(1口200万円)は、現代日本主力父エピファネイア×ディープインパクト母父×3世代続けてG1ウィナー輩出の名牝系という3要素を備えた牡馬産駒として中位上限帯に位置します。日本主流の芝中距離〜クラシックディスタンスでの素質と、母系のG1勝ち姉妹群との血統的接続を重視する検討者にとっては、父の市場性と母系の血統的価値が両立した1頭です。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★★☆ JRA中央16戦4勝・賞金9974万円の中距離型・繁殖入り後3頭の産駒中1番仔現役・産駒実証中盤段階
近親活躍度 ★★★★★ 伯母ジェンティルドンナG1 7勝+年度代表馬2回、伯母ドナウブルー重賞2勝、祖母ドナブリーニ英G1勝ち、従姉妹ジェラルディーナG1勝ちの3世代連続G1勝ち牝系
父産駒適性 ★★★★☆ エピファネイアは2024年JRAサイアー3位+2歳2位、G1勝ち産駒8頭(デアリングタクト・エフフォーリア・ステレンボッシュ・ダノンデサイル等)、2026年種付け料1500万円の上位帯
配合評価 ★★★☆☆ ロベルト系内包父×ディープインパクト母父×サンデーサイレンス4×3クロスの設計、同配合の重賞実証はアリストテレス1頭にとどまる途上段階
価格妥当性 ★★★☆☆ 8000万円はクラブ中位上限帯、父の市場性+3世代続けてG1勝ち牝系の看板代上乗せ含みの価格設定で内容相応
総合評価 ★★★★☆ 加重平均3.95、近親の3世代続けてのG1勝ち牝系の活力と父産駒適性の高さが突出した牽引材料

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。