← 一覧に戻る

サンデー No.47

オールポッシブルの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.20/5.00
★★★☆☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
3.0★★★☆☆
父産駒
4.0★★★★☆
配合
3.0★★★☆☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
ダイワメジャー
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
3/23
毛色
鹿
地区
関西
Price
総額
1億円
一口 (全40口)
250万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

オールポッシブルの25 AI評価レポート

母オールポッシブルの競走実績と特徴

母オールポッシブルは2014年4月6日生まれの鹿毛の牝馬で、父ダイワメジャー・母シーズインポッシブル(USA)・母父Yankee Victor(USA)という配合から生まれた1頭です。生産者はノーザンファーム、馬主は株式会社G1レーシング、調教師は栗東の高橋亮厩舎が手掛けた現役期を歩みました。

現役での通算成績はJRA中央22戦5勝・賞金約8544万3000円で、加えて地方競馬1戦も含めて4着以下を多く積みつつ、中央オープン手前の3勝クラスまで勝ち上がった芝マイル前後の中央条件級牝馬の1頭となります。中央23戦の枠組みで5勝・1着率約22%という水準を残し、芝1400m〜1600mのマイル前哨距離レンジを主戦場とした中央条件馬の戦歴を残しました。

最大の勝鞍は2018年5月26日の朱雀ステークス(3勝クラス・京都芝1600m)で、ダイワメジャー産駒らしい先行〜好位差しのスタイルから中央3勝クラスを制覇しました。同レース勝ちにより中央オープンクラスへの到達を果たし、ダイワメジャー産駒の牝馬の中央上位条件級到達例として整理される1戦となります。

中央2勝クラス〜3勝クラスの戦線で複数の勝鞍を積み上げ、芝1600m前後のマイル戦線における先行〜好位の脚質と、ダイワメジャー譲りのスピード持続力に支えられた中央条件級牝馬として現役を完走しました。重賞戦線への参戦は確認できず、現役期の主戦場は中央条件級のマイル前後戦線にとどまる戦歴です。

引退後はノーザンファームの繁殖陣に加わり、繁殖牝馬としてのキャリアを開始しました。中央3勝クラス勝ち+中央5勝の現役実証データを残し、ノーザンファーム生産・G1レーシング所有という体制のもと、繁殖牝馬としての本格的なキャリアに移行した1頭となります。

繁殖入り後の産駒は、初仔クワイトポッシブル(2021年2月18日生・牡・父ダイワメジャー)が中央デビュー後に地方競馬の戦線に移り、地方競馬で30戦6勝・賞金約892万円の戦績を積み上げる現役馬として活動を続けています。中央在籍時の出走数は限定的で、地方転戦後に複数の勝鞍を確保した戦歴です。

2番仔オールザレイジ(2022年3月18日生・牝・父ダイワメジャー・鹿毛)はJRA中央13戦1勝・賞金約1145万円の戦績を残した中央勝ち上がり牝馬で、中央条件戦線で勝ち上がりを果たした母系の中央実証産駒の1頭となります。

3番仔エブリーポッシブル(2023年3月18日生・牝・父ダイワメジャー・栗毛・栗東荒川義之厩舎・株式会社G1レーシング所有)はJRA中央5戦2勝・賞金約2600万円の現役馬で、中央2勝クラスに進出する勢いを示しています。母オールポッシブルの繁殖実証として、現役世代の中で最も中央上位への到達ペースを示している1頭です。

4番仔オールポッシブルの24(2024年生・牡)は2025年時点で育成段階の1歳馬として、5番仔にあたる本馬オールポッシブルの25(2025年3月23日生・牡・鹿毛・父イクイノックス)と並びます。本馬は母オールポッシブルにとって5番仔・初めてのイクイノックス産駒・初めてのサンデーサラブレッドクラブ募集馬という位置に置かれます。

母オールポッシブルは芝1400m〜1600mのマイル前哨距離戦線で中央3勝クラスを制し、中央5勝+地方1戦の現役歴を残した中央条件級ダイワメジャー産駒牝馬の1頭です。繁殖入り後の3頭の現役世代からは初仔クワイトポッシブルが地方競馬の6勝馬、2番仔オールザレイジが中央1勝馬、3番仔エブリーポッシブルが中央2勝馬と、すべての現役世代の産駒に勝ち上がり実証データを残した繁殖実証層を備えています。

母父Yankee Victorと母系背景

母父にあたるYankee Victor(USA)は1996年生まれの米国産種牡馬で、父Saint Ballado(CAN)・母Sentimental Hostess(USA)・母父For The Moment(USA)という、米国主流のヘイル・トゥ・リーズン系内ハロ系の血脈に属します。現役戦績は米国を主戦場とし、2000年のメトロポリタンハンデキャップ(米G1・ベルモントパーク・芝/ダート1マイル)を制した米G1勝ち馬の1頭として、米東海岸のダート古馬戦線における主要重賞勝ち馬に整理されます。

父Saint Ballado(1989-2002・カナダ産)は2005年北米リーディングサイアに輝いた米国の主力種牡馬で、代表産駒には2005年米国年度代表馬・チャンピオン古馬牡馬のSaint Liam、2004年チャンピオン3歳牝馬・2005年チャンピオン古馬牝馬のAshado、そしてYankee Victorといった北米G1勝ち馬群が並びます。生涯で68頭のステークスウィナーを輩出した北米の名種牡馬の1頭です。

Yankee Victor自身は北米のダート古馬戦線における米G1勝ち実証データを残した種牡馬で、引退後は米国で供用された後に日本軽種馬市場の繁殖牝馬の母父血脈として影響力を残す系統となっています。Saint Ballado→Halo→Hail to Reasonの父系は、サンデーサイレンスと同根のヘイル・トゥ・リーズン系内ハロ系に属し、現代日本軽種馬市場における主流のサンデーサイレンス系種牡馬と母父血統面で同根の関係を備える血脈です。

本馬の母オールポッシブルは母父Yankee Victor経由のダイワメジャー産駒として、中央3勝クラス到達+中央5勝の戦歴を残した1頭です。父ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)×母父Yankee Victor(Saint Ballado系=ハロ系)の組み合わせは、サンデーサイレンス系の父にハロ系の母父を組み合わせたサンデー父×ハロ系母父の枠組みで、現代日本軽種馬市場における中央G1勝ち馬輩出の枠組みの1つに整理されます。

母系の3代目にあたる祖母シーズインポッシブル(2004年2月20日生・米国産・黒鹿毛・牝・父Yankee Victor・母Difficult(USA)・母父Concern)は米国産の繁殖牝馬として日本軽種馬市場に導入された1頭です。シーズインポッシブル自身は米国15戦4勝・2着4回・3着1回の戦歴を残した米国未勝利戦+条件戦線の勝ち上がり実証牝馬で、2007年のCincinnati Trophy Stakesでの上位入着を含む北米のステークス戦線での実証データを備えます。日本軽種馬市場の繁殖陣に導入された後、ノーザンファーム繁殖陣の母系として複数頭の中央産駒を輩出する形となります。

4代目にあたるDifficult(USA・1999年5月18日生・栗毛・牝・父Concern・母Wings of Jove)は米国の繁殖牝馬で、米国の名牧場Robert E. Meyerhoffの生産系統に属する1頭です。母系内には複数の米国ステークス勝ち馬・米国条件馬が並び、米国のダート戦線における中堅牝系として整理される血統的背景を備えます。

母父Yankee Victor経由のSaint Ballado系内ハロ系の血脈は、現代日本軽種馬市場における外国産種牡馬・繁殖牝馬の輸入経路の1つとして継続的に活用されている系統です。サンデーサイレンス系種牡馬との配合面では、父父サンデーサイレンス(ハロの直仔)と母父Yankee Victor(Saint Balladoの仔=ハロの孫)の系統交差の枠組みを備える形となります。

近親活躍馬と母系の厚み

母オールポッシブルの近親には、母系の中央実証データを支える複数の馬群が並びます。母系の中央実証は母オールポッシブル自身を起点として、繁殖入り後の現役世代産駒群が地方競馬の勝ち上がり+中央条件級の勝ち上がりを継続している形となります。

最も近い血統関係にあるのが本馬の半兄クワイトポッシブル(2021年2月18日生・牡・父ダイワメジャー・母オールポッシブルの1番仔)で、中央在籍時はJRA1戦未勝利の戦歴にとどまった後、地方競馬の戦線へ転戦しました。現在は地方競馬で通算30戦6勝・賞金約892万円の戦績を積み上げる現役馬として、地方競馬のC1級戦線を中心に活動を続けています。父ダイワメジャー産駒×母オールポッシブルの組み合わせから地方競馬の6勝馬を輩出した同配合の先行実証となります。

本馬の半姉オールザレイジ(2022年3月18日生・牝・父ダイワメジャー・鹿毛・母オールポッシブルの2番仔)はJRA中央13戦1勝・賞金約1145万円の中央勝ち上がり牝馬で、ノーザンファーム生産の中央条件馬として活動した母系の中央勝ち上がり産駒の1頭となります。現役期はJRA13戦の枠組みで1勝・3着1回+4着1回の入着実績を残し、中央未勝利戦から条件戦線へ進出した戦歴を残します。

本馬の半姉エブリーポッシブル(2023年3月18日生・牝・父ダイワメジャー・栗毛・栗東荒川義之厩舎所属・株式会社G1レーシング所有・母オールポッシブルの3番仔)はJRA中央5戦2勝・賞金約2600万円の中央2勝牝馬として、現役世代の中で最も中央上位への到達ペースを示す1頭です。母オールポッシブルにとって繁殖牝馬としての最新の中央実証データを支える存在で、2026年デビュー以降の中央条件戦線で勝ち上がりを続ける現役3歳牝馬として整理されます。

本馬の半兄にあたるオールポッシブルの24(2024年生・牡)は育成段階にある1歳馬で、本馬オールポッシブルの25(2025年生・牡・父イクイノックス)と並ぶ最新世代産駒として、2026年5月時点で本格的な競走実証データの蓄積段階に入る直前の位置にあります。

母オールポッシブル自身を含めた現役世代の蓄積を見ると、母自身の中央5勝(朱雀S 3勝クラス勝ち含む)+地方1戦+繁殖入り後の3頭の現役世代に全頭の勝ち上がり実証(クワイトポッシブル地方6勝・オールザレイジ中央1勝・エブリーポッシブル中央2勝)という構図で、母系内の中央重賞勝ち馬・中央オープン到達馬は本馬の中央デビュー前段階で未確保の状態にあります。

牝系区分では、本馬の母系は3代母Difficult(USA・1999年生)を起点とする米国輸入牝系として、Robert E. Meyerhoffの生産系統に属する米国ダート戦線の中堅牝系から派生する血統的背景を備えます。母系の中央実証は母オールポッシブル世代から複数の現役世代産駒の中央・地方戦線での勝ち上がりを継続する蓄積段階にある形で、現代日本軽種馬市場における中堅牝系の1つに整理されます。

母系の中央実証は中央重賞勝ち馬の登場には到達しておらず、現役オープン到達馬も未確保の段階で、中央3勝クラス到達(母オールポッシブル)+中央2勝(エブリーポッシブル)+中央1勝(オールザレイジ)+地方6勝(クワイトポッシブル)の蓄積が現在の母系の中央実証データの中核を形成する状況となります。

母系の中央重賞勝ち馬実証は本馬の中央デビュー前段階で未確保の状態ですが、3代母Difficult・祖母シーズインポッシブル経由の米国輸入牝系として、サンデーサイレンス系種牡馬・キタサンブラック系種牡馬・ロードカナロア系種牡馬といった現代日本軽種馬市場の主力種牡馬群との配合面で多様な選択肢を備える血統的設計を継承する形となります。

父馬イクイノックスについて

イクイノックスは2019年3月23日生まれの鹿毛で、父キタサンブラック・母シャトーブランシュ・母父キングヘイローというキタサンブラック系の血統に属します。現役通算成績はJRA中央8戦6勝+海外2戦2勝の10戦8勝・連対率100%・G1 6勝で、獲得賞金は約22億円超を記録した日本史上最高クラスの名馬です。

主要勝鞍は2022年天皇賞秋G1・2022年有馬記念G1・2023年ドバイシーマクラシックG1・2023年宝塚記念G1・2023年天皇賞秋G1・2023年ジャパンカップG1の中央地方G1 6勝で、2023年にはロンジン・ワールドベストレースホースランキングで135ポンドを獲得し世界第1位の評価を受けた日本軽種馬の歴代屈指の名馬です。2023年JRA賞年度代表馬に選出され、2023年11月のジャパンカップを最後に引退・2024年から社台スタリオンステーション入りした現代日本軽種馬市場の最上位種牡馬の1頭です。

父産駒の傾向と距離適性

イクイノックスの初年度産駒は2025年生まれで、2026年5月時点では1歳の段階にあります。本馬オールポッシブルの25もこの初年度ジェネレーションに含まれる1頭です。レースデビューは早くても2027年6月のメイクデビュー以降になる見込みで、産駒の実戦成績データは現時点でまだ存在していない新種牡馬の段階にあります。

種付け頭数は供用初年度の2024年で203頭、2025年度は206頭と公表されており、トップクラスの繁殖牝馬を集めた状況での種牡馬スタートとなりました。供用2年目に種付け料が据え置きから2500万円に引き上げられ、2026年シーズンの種付け料は2500万円(キタサンブラックと並ぶ社台SS最高水準)で確定しています。国内最高水準の種付け料設定は、繁殖牝馬オーナー側の評価が最高水準で形成されていることを示す指標となります。

身体面と走法面の傾向については、父キタサンブラック由来の豊かなスピード持続力と、自身の現役時代に見せた末脚の鋭さが伝わると整理される血統設計です。父系はキタサンブラック→ブラックタイド→サンデーサイレンス系という日本主流ラインで、母父キングヘイロー(ダンシングブレーヴ系)を経由した多系統組み合わせを備える種牡馬として、母系のスタミナ寄り血統と組み合わさることで芝中距離前後をメインレンジとする産駒像が浮かびます。

市場評価の現状については、2025年セレクトセールの当歳セッションで初年度産駒の高評価が確定的に示されました。当歳セッションでイクイノックス初年度産駒が24頭上場され、23頭が落札・合計約35億1500万円(別集計では35億6500万円)、最高価格は5億8000万円(ミッドナイトビズーの2025・歴代3位タイ)、1億円超の落札が11頭という結果を記録しています。クラブ募集や庭先取引でも上位価格帯への集中が見られ、初年度産駒の市場価値は最高水準にあると整理されます。

サンデーサラブレッドクラブ2026年度募集ラインアップにおいても、イクイノックス産駒は10頭中7頭が1億円以上の募集価格に設定される最高水準の評価を受けており、最高価格1億5000万円のグランアレグリアの25(父サートゥルナーリア)・ラッキーライラックの25・ミュージアムヒルの25の3頭に並ぶ価格帯にチェッキーノの25・ヤンキーローズの25・ノームコアの25・クロノジェネシスの25の牝馬4頭(いずれも父イクイノックス・各1億円)が並ぶ構図となります。

ただし種牡馬としての真価は産駒のレース実績で決まる性格のもので、初年度産駒は2027年のデビュー以降に評価が固まっていくため、現段階の市場価値は先行投資的な性格を含む点を踏まえる必要があります。父現役期の世界最強級実証+初年度産駒の市場最高評価+社台SS最高水準種付け料の3要素が現時点での父産駒評価の主軸となります。

配合評価とこの当歳の見どころ

父イクイノックス(キタサンブラック×シャトーブランシュ・母父キングヘイロー)と母オールポッシブル(ダイワメジャー×シーズインポッシブル・母父Yankee Victor)の配合は、日本最強クラスのキタサンブラック系種牡馬と、ダイワメジャー産駒の中央3勝クラス到達牝馬を組み合わせた、サンデーサイレンス系の重層的な組み合わせ設計となります。父系はサンデーサイレンス系を父父父に内包するキタサンブラックライン、母系はサンデーサイレンス直仔ダイワメジャー+米国産Saint Ballado系(ハロ系)を母父に持つ構成です。

血統表内のインブリードを見ると、サンデーサイレンス4×3の近親交配が父父父サンデーサイレンス(キタサンブラック→ブラックタイド→サンデーサイレンス)と母父父サンデーサイレンス(ダイワメジャー→サンデーサイレンス)の組み合わせから発生する設計となります。サンデーサイレンス4×3のクロス(いわゆる「奇跡の血量」18.75%)は、現代日本軽種馬市場における代表的なクロス設計の1つで、強い影響力と同時に近親交配のリスクの両面を備える組み合わせとして整理される血統表内構造です。

加えて、父父父サンデーサイレンスの父Haloと、母父Yankee Victorの祖父Halo(=Saint Balladoの父系の3代上)経由のHalo系の継承が母父父系で重なる構造で、Halo→Hail to Reason系の継承度の高い設計を備えます。サンデーサイレンス系内ハロ系の重層的な組み合わせは、現代日本軽種馬市場における中央G1勝ち馬輩出の枠組みの1つに整理される設計です。

距離適性の予測は芝1400m〜2000mのマイル〜中距離戦線が主戦場の中核域となると整理されます。父イクイノックス自身が芝2000m〜2400mの中央G1戦線で世界レーティング135ポンドを記録した実証を残し、母オールポッシブルが芝1400m〜1600mのマイル前哨距離戦線で中央3勝クラスを制覇+中央5勝の現役戦歴を残した母系のマイル前哨距離適性を備えます。さらに半姉エブリーポッシブル(父ダイワメジャー)が中央2勝・半姉オールザレイジ(父ダイワメジャー)が中央1勝の蓄積を残す母系の中央実証データを踏まえれば、3歳春のクラシック路線(皐月賞)、または芝1800m〜2000mの中央マイル〜中距離戦線が血統的に整合する位置にあります。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸とする芝主体型で、ダートは血統構成上の主戦場ではありません。

父ダイワメジャー(母父扱い)はBMSランキングで近年ようやくリーディング20位圏に入った段階の母父血脈ですが、サンデーサイレンス系の中で母父枠での実証データを徐々に蓄積しつつある血脈です。父サンデーサイレンス系×母父ダイワメジャーの組み合わせはサンデーサイレンス4×3の枠組みを生む配合パターンの1つで、現代日本軽種馬市場の中で母父ダイワメジャーは芝1200m〜1800mのスプリント〜マイル戦線の実証を中心に蓄積する母父血脈に整理されます。

父イクイノックス×母父ダイワメジャー系の先行実証データは新種牡馬イクイノックスの産駒層蓄積段階のため未到達ですが、父キタサンブラック×母父ダイワメジャー系のニックスは父キタサンブラック自身がサンデーサイレンス系を父父父に内包する種牡馬であるため、母父ダイワメジャーとのサンデー4×3+ハロ系内包の組み合わせを継承する形となります。

母オールポッシブルにとって本馬は5番仔で、父イクイノックスとの組み合わせとしては初仔となります。母の繁殖実証は本馬の中央デビュー前段階で、初仔クワイトポッシブル(地方6勝)+2番仔オールザレイジ(中央1勝)+3番仔エブリーポッシブル(中央2勝)という全頭勝ち上がり実証データを既に確保している段階にある一方、中央重賞勝ち馬・中央オープン到達馬は未到達の蓄積層となります。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 父イクイノックスが世界レーティング135ポンドを記録した日本史上最高クラスの種牡馬で、現役通算10戦8勝・G1 6勝・2023年JRA年度代表馬・社台SS2026年種付け料2500万円(キタサンブラックと並ぶ最高水準)+2025年セレクトセール初年度産駒23頭落札・約35億円・最高5億8000万円(ミッドナイトビズーの25)+1億円超11頭の市場評価最高水準にあります。
  • 母オールポッシブルは中央3勝クラス・朱雀ステークス(京都芝1600m)勝ち+中央5勝の現役戦歴を残した中央条件級ダイワメジャー産駒牝馬の1頭で、繁殖入り後の3頭の現役世代産駒(クワイトポッシブル地方6勝・オールザレイジ中央1勝・エブリーポッシブル中央2勝)に全頭の勝ち上がり実証データを残した繁殖実証層を備えます。

懸念

  • イクイノックス産駒は2027年デビュー予定で実戦データがまだ存在せず、新種牡馬としての完成度は未確定要素を残します。市場評価は最高水準にあるものの、産駒の中央実証は2027年以降の蓄積を待つ段階にあります。
  • 母系の中央重賞勝ち馬・中央オープン到達馬は本馬の中央デビュー前段階で未確保の状態で、中央3勝クラス(母自身)+中央2勝(エブリーポッシブル)+中央1勝(オールザレイジ)+地方6勝(クワイトポッシブル)の蓄積で中堅牝系の中央実証データに整理されます。

総額1億円(1口250万円・40口)はサンデーサラブレッドクラブ2026年度募集における平均約5500万円のおよそ2倍水準で、1億円以上の上位帯12頭のラインアップに含まれる価格設定です。イクイノックス産駒10頭中7頭が1億円以上に設定されたクラブのイクイノックス産駒上位帯価格に並ぶ位置にある1頭で、最高価格1億5000万円のグランアレグリアの25+ラッキーライラックの25+ミュージアムヒルの25には届かないものの、イクイノックス産駒の牝馬4頭(チェッキーノの25・ヤンキーローズの25・ノームコアの25・クロノジェネシスの25)と並ぶ1億円水準に位置します。父現役期の世界最強級実証+初年度産駒の市場最高評価が価格設定の主軸を支え、母系の中央条件級+繁殖牝馬としての全頭勝ち上がり実証+米国輸入牝系の3要素が背景となる構成と整理されます。日本主流の芝マイル〜中距離戦線における素質+父イクイノックスの初年度世代+サンデーサイレンス4×3の血統表内構造に関心を寄せる検討者にとって、父の市場性が前面に立つ1頭に整理されます。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ 母オールポッシブル中央22戦5勝+地方1戦・賞金約8544万円・2018年朱雀S(3勝クラス・京都芝1600m)勝ちの中央条件級ダイワメジャー産駒牝馬。繁殖入り後の3頭の現役世代産駒(クワイトポッシブル地方6勝・オールザレイジ中央1勝・エブリーポッシブル中央2勝)に全頭勝ち上がり実証を確保するも、中央重賞勝ち馬・中央オープン到達馬は未確保の中堅水準
近親活躍度 ★★★☆☆ 母系の中央実証は母オールポッシブル中央3勝クラス到達+半姉エブリーポッシブル中央2勝+半姉オールザレイジ中央1勝+半兄クワイトポッシブル地方6勝の蓄積で、中央重賞勝ち馬・中央オープン到達馬は本馬の中央デビュー前段階で未確保。3代母Difficult経由の米国輸入牝系として中堅水準の蓄積層
父産駒適性 ★★★★☆ イクイノックスは現役10戦8勝・G1 6勝・世界レーティング135ポンド・2023年JRA年度代表馬+社台SS2026年種付け料2500万円(キタサンブラックと並ぶ最高水準)+2025年セレクトセール初年度産駒23頭落札・最高5億8000万円・1億円超11頭の市場評価最高水準。実戦データ未確定の新種牡馬段階のため★4
配合評価 ★★★☆☆ 父イクイノックス×母父ダイワメジャーの組み合わせはサンデーサイレンス4×3+Halo系内包の重層的なサンデー系設計+母父Yankee Victor経由のSaint Ballado系内ハロ系の組み合わせ。父キタサンブラック×母父ダイワメジャーの先行実証は新種牡馬産駒層蓄積段階で未到達、中央デビュー前段階の枠組み評価
価格妥当性 ★★★☆☆ 1億円(1口250万円)はクラブ平均約5500万円の約2倍水準+1億円以上12頭の上位帯。イクイノックス産駒10頭中7頭が1億円以上の価格設定の中で平均的位置。母系の中央条件級+繁殖実証+米国輸入牝系の背景に対し、父市場性が前面に立つ価格水準で内容相応の標準的設定
総合評価 ★★★☆☆ 加重平均3.30、父イクイノックスの世界最強級実証+初年度産駒の市場最高評価が主軸、母系の中央条件級+繁殖牝馬としての全頭勝ち上がり実証が背景の構成

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。