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サンデー No.15

リトミカメンテの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.50/5.00
★★★☆☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
3.0★★★☆☆
父産駒
4.0★★★★☆
配合
4.0★★★★☆
価格
4.0★★★★☆
Profile
母父
オルフェーヴル
牧場
白老ファーム
性別
誕生日
1/26
毛色
地区
関東
Price
総額
2,800万円
一口 (全40口)
70万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

リトミカメンテの25 AI評価レポート

母リトミカメンテの競走実績と特徴

母リトミカメンテは2016年5月15日生まれの栗毛の牝馬で、父オルフェーヴル・母カルマート・母父シンボリクリスエスという、現代日本軽種馬市場で重厚な中距離血脈を組み合わせた配合に属します。生産地は社台コーポレーション白老ファームで、馬主はサンデーレーシング、管理は栗東の高野友和厩舎が手掛けました。

現役での通算成績はJRA中央23戦3勝・2着6回・3着2回で、賞金は7202万4000円です。連対率約39%・複勝率約48%という数値を残し、芝1600m〜2000mの中距離戦線で堅実な掲示板実績を積み上げた牝馬として整理されます。デビューは2018年12月15日の中京2歳新馬戦で、2019年4月21日の福島3歳未勝利戦(芝1800m)で初勝利を挙げました。

2勝目は2020年4月11日の福島・桑折特別(1勝クラス・芝1800m)で、続く2020年8月から11月にかけて福島放送賞(2勝クラス2着)・松島特別(2勝クラス3着)・木曽川特別(2勝クラス2着)・清滝特別(2勝クラス2着)と惜敗を重ねた末、2020年11月7日の阪神・武田尾特別(2勝クラス・芝1800m)で福永祐一騎手騎乗のもと3勝目を挙げ、3勝クラス昇格を果たしました。

3勝クラス昇格後は2021年1月の小倉・虹の松原ステークス(芝1800m)4着・3月の小倉・壇ノ浦ステークス(芝1800m)4着・5月の中京・シドニートロフィー(芝2000m)9着・6月の阪神・垂水ステークス(芝1800m)8着・9月の中京・名古屋城ステークス(芝1600m)6着・10月の阪神・元町ステークス(芝1600m)10着・12月の中山・北総ステークス(芝1800m)14着と古馬3勝クラス戦線で苦戦が続きました。

最終戦は2022年1月9日の中山・若潮ステークス(芝1600m)で10着の入着を残し、ここで現役を退き繁殖入りとなりました。芝1800mを中心とした中距離戦が主戦場で、2勝クラス通過時には4戦連続2着・複数の特別戦掲示板入りを挟みながら勝ち上がった粘り強さが特徴の牝馬です。

繁殖牝馬としてはノーザンファームの繁殖陣に加わり、現時点で複数の産駒を送り出した段階にあります。1番仔ショルタメンテ(2023年生・牝・父Newyearsday)はJRA中央デビュー後に1戦0勝の戦績を残し、2番仔(2024年生・牝・父ドレフォン)はJRAデビュー前の段階に位置します。本馬リトミカメンテの25(2025年1月26日生・栗毛・牝・父スワーヴリチャード)は3番仔として登場した1頭で、本馬は母にとって初のスワーヴリチャード配合産駒となります。

母自身が中央2勝クラスを2勝・複数の特別戦で2着を重ねた堅実な中距離型牝馬の実績を残し、繁殖実証は1番仔の中央デビュー段階から始まったばかりの蓄積初期に位置します。

母父シンボリクリスエスと母系背景

母父にあたるシンボリクリスエスは1999年1月21日生まれの黒鹿毛で、父Kris S.・母Tee Kay・母父Gold Meridianという米国産のRoberto系・Hail to Reason系に属します。現役戦績はJRA15戦8勝で、2002年・2003年の天皇賞(秋)G1を史上初の連覇、同年の有馬記念G1も連覇を達成し、史上4頭目のジャパンカップG1 2連覇には1馬身差届かなかったものの、ラストランの2003年有馬記念を9馬身差で制した名馬として日本軽種馬の中央古馬戦線の歴史に名を残しました。

引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度産駒からエピファネイア(2013年菊花賞G1+2014年ジャパンカップG1)・サクセスブロッケン(2008年ジャパンダートダービーJpnI+2009年フェブラリーステークスG1)・ストロングリターン(2012年安田記念G1)の中央G1勝ち馬を輩出する成功を収めました。

母父としての影響力もきわめて高く、シンボリクリスエスを母父に持つ中央G1勝ち馬としては、2017年第84回東京優駿(日本ダービー)G1を制したレイデオロ(父キングカメハメハ)、2021年皐月賞G1+天皇賞(秋)G1+有馬記念G1の3冠級活躍を見せたエフフォーリア(父エピファネイア)らが並びます。母父シンボリクリスエス系の中央G1勝ち馬層は厚く、現代日本のクラシック・古馬中距離戦線で結果を残す配合の主流軸の1つに整理される血脈です。

母系の3代目にあたる祖母カルマート(2008年3月6日生・黒鹿毛・牝・父シンボリクリスエス・母キープクワイエット)は、現役JRA27戦3勝・賞金4112万円の中央オープン牝馬として活躍した1頭です。最大の勝鞍は2011年9月10日の紫苑ステークス(オープン特別・中山芝2000m・1分58秒2)で、安藤勝己騎手騎乗のもとデルマドゥルガーをハナ差で抑える接戦を制しました。3歳秋の重賞路線では2011年10月16日秋華賞G1で14着、2011年11月13日エリザベス女王杯G1出走の中央G1経験を残しました。

祖母カルマートは現役引退後にノーザンファームの繁殖陣に加わり、1番仔本馬の母リトミカメンテ(2016年生・牝・父オルフェーヴル・JRA23戦3勝)、2番仔フェルマーテ(2017年生・牝・父ゴールドシップ・JRA18戦1勝)、3番仔カルマンフィルター(2021年生・牡・父スワーヴリチャード・JRA15戦0勝・賞金1214万円)、4番仔フォルマシオン(2023年生・牝・父オルフェーヴル・JRA現役)、5番仔(2024年生・牝・父Chuwa Wizard)というラインアップの産駒を送り出した中堅繁殖牝馬の1頭です。

3代血統内にはオルフェーヴル→ステイゴールド→サンデーサイレンス→Halo系の日本主流ステイゴールド系、シンボリクリスエス→Kris S.→Roberto→Hail to Reason系の米国主流Roberto系、Air Jihad→Storm Cat→Storm Bird→Northern Dancer系の米国スピード血脈が並ぶ構成です。本馬の3代血統は日米欧の中距離適性血脈が層をなす配合背景を持ち、母系3代続けて中央条件馬・中央オープン特別勝ち牝馬の実証を継承する血統的厚みを備えます。

近親活躍馬と母系の厚み

母リトミカメンテの近親には、現代日本軽種馬市場の中央オープン特別〜重賞戦線で実証を残した複数の馬群が並びます。

最も近い血統関係にあるのが祖母カルマート自身で、現役23戦3勝の本馬母リトミカメンテ・27戦3勝で2011年紫苑ステークス(オープン特別)を制した祖母カルマート・母リトミカメンテの全姉・全妹・半姉妹群の中央実証が母系の核となります。祖母カルマートの紫苑ステークス制覇は中央オープン特別勝ちの形で、現役牝馬の3歳秋の中央オープン戦線で結果を残した実績として整理されます。

本馬の半姉にあたるショルタメンテ(2023年生・牝・栗毛・父Newyearsday)は、JRA中央デビュー後に1戦0勝の戦績を残しました。本馬の半姉にあたる2024年生の妹(牝・栗毛・父ドレフォン)はJRAデビュー前の段階に位置します。

本馬のおじにあたるカルマンフィルター(2021年生・牡・青鹿毛・父スワーヴリチャード)は、本馬の祖母カルマートを母とする3番仔で、本馬と同じ父スワーヴリチャード配合の同系統馬です。JRA中央15戦0勝・賞金1214万円の戦績を残し、勝ち上がりまでは届かなかったものの、父スワーヴリチャード×母父シンボリクリスエス・母カルマートの組み合わせの先行例として位置付けられる1頭です。

本馬のおばにあたるフェルマーテ(2017年生・牝・青鹿毛・父ゴールドシップ)は、JRA中央18戦1勝・賞金1414万円の戦績を残しました。父ゴールドシップ(オルフェーヴルの半弟)×母父シンボリクリスエスの組み合わせで中央勝ち上がりを果たした1頭です。

本馬のおばにあたるフォルマシオン(2023年生・牝・栗毛・父オルフェーヴル)は、JRA中央現役の段階に位置します。本馬の母リトミカメンテと同じ父オルフェーヴル配合の同系統馬として、母系の中央実証を継承する1頭です。

牝系区分では本馬の母系は祖母カルマートの母キープクワイエットを起点とする日本軽種馬市場の中央オープン牝馬血族として、現代日本ノーザンファームの中堅牝系の1つに整理されます。母系の中央実証は曽祖母キープクワイエット世代から祖母カルマート(中央オープン特別勝ち)・母リトミカメンテ(中央2勝クラス2勝)まで3代続けて中央勝ち上がり・中央オープン経験を継承している段階にあります。

母系の広がりとしては、祖母カルマートの全姉妹・キープクワイエットを起点とする牝系内には地方競馬・JRA中央条件馬群が散見されますが、現時点で母系内の中央重賞勝ち馬の登場は確認できない状況です。母系の中央重賞勝ち馬実証はこれからの蓄積段階に位置する牝系として整理されます。

ただし、本馬の血統的近親には父系経由の重賞勝ち馬が並びます。母父シンボリクリスエスを母父とする中央G1勝ち馬としては前述のレイデオロ(2017年日本ダービー)・エフフォーリア(2021年皐月賞・天皇賞秋・有馬記念)らが存在し、本馬と同じ母父系統経由の中央クラシック実証データが厚く存在する点が血統的支えとなります。父オルフェーヴル産駒の中央G1勝ち馬としてもラッキーライラック(2017年阪神JF・2019年/2020年エリザベス女王杯・2020年大阪杯)・エポカドーロ(2018年皐月賞)・マルシュロレーヌ(2021年BCディスタフ)・ウシュバテソーロ(2023年ドバイワールドカップ・東京大賞典)・ショウナンナデシコ(2022年かしわ記念JpnI)らが並び、母父・父双方の系統経由の中央〜国際G1実証データが本馬の血統的基盤を支える構造です。

父馬スワーヴリチャードについて

スワーヴリチャードは2014年3月10日生まれの栗毛で、父ハーツクライ・母Pirona(IRE)・母父Unbridled's Songというハーツクライ系・サンデーサイレンス系内包の良血に属します。現役通算成績はJRA中央18戦6勝+海外1戦0勝の19戦6勝で、獲得賞金は8億9132万4000円+US$60万に達しました。

主要勝鞍は2018年第62回大阪杯G1(阪神芝2000m)と2019年第39回ジャパンカップG1(東京芝2400m)の2つのG1勝ちで、他に2017年金鯱賞G2・2017年共同通信杯G3・2016年弥生賞G2を制しました。2017年日本ダービーG1ではレイデオロの2着、2017年有馬記念G1ではキタサンブラックの2着の入着実績を残しました。2020年1月に現役引退後、社台スタリオンステーションで種牡馬入りした現役の主力種牡馬の1頭です。

父産駒の傾向と距離適性

スワーヴリチャードは2023年に初年度産駒(2021年生)がデビューし、ファーストシーズンサイアー1位を獲得した新興種牡馬です。デビュー初年度の2023年に重賞2勝(コラソンビート=京王杯2歳ステークスG2・レガレイラ=ホープフルステークスG1)を達成し、産駒初の重賞勝ち+G1勝ちをともに初年度に獲得しました。2024年は初年度産駒からG1馬2頭体制を確立した記録的な年で、レガレイラ(2024年12月有馬記念G1)・アーバンシック(2024年10月菊花賞G1+セントライト記念G2)・アドマイヤベル(フローラステークスG2)・スウィープフィート(チューリップ賞G2)の重賞勝ち馬群が並びました。2025年もレガレイラがエリザベス女王杯G1+オールカマーG2を制してG1 3勝目をマークし、サブマリーナ・カイショーらが重賞戦線で活躍を続けています。

代表産駒のG1勝ち馬は2頭体制が中心となります。レガレイラ(2021年生・牝・母ロカ・母父ハービンジャー・G1 3勝=2023ホープフルS・2024有馬記念・2025エリザベス女王杯)、アーバンシック(2021年生・牡・母父ハービンジャー・G1 1勝=2024菊花賞)が並びます。重賞勝ち産駒もコラソンビート(京王杯2歳S G2・フィリーズレビューG2・母父オルフェーヴル)・スウィープフィート(チューリップ賞G2)・アドマイヤベル(フローラS G2)・サブマリーナ・カイショーといった現役馬群が継続的に上位を占めています。

産駒の距離適性は牡馬が芝1600m以上の中距離〜長距離型、牝馬が芝1400〜2000mのマイル〜中距離型に分かれる傾向が指摘されています。1400m以下の短距離戦は牝馬が中心戦線、ダート戦は基本的に苦手で1勝クラスが上限と整理されます。父系のハーツクライ系・サンデーサイレンス系内包と、母父Unbridled's Songのミスタープロスペクター系・米国スピード血脈を併せ持つ配合構造により、芝中距離のクラシックディスタンスでの活躍が産駒の主戦場となります。

母父との相性面ではダンチヒ系(欧州)を含む欧州ノーザンダンサー系が最有力ニックスで、レガレイラ・アーバンシックの2頭のG1馬がともに母父ハービンジャー(ダンチヒ系)配合という共通項を残しています。一方で本馬と同じ母父オルフェーヴル(ステイゴールド系)配合からも、コラソンビート(京王杯2歳S G2+フィリーズレビューG2+阪神JF G1 3着)が中央重賞2勝・G1表彰台の実証を残しており、母父オルフェーヴル配合は父スワーヴリチャードの実証ニックスの1つに位置付けられます。

種付け料推移は2020年〜2023年が200万円、2024年がレガレイラのG1勝ちを受けて1500万円へと7.5倍増の上昇を見せ、2025年も1500万円を維持、2026年は1200万円(受胎確認後支払い・フリーリターン特約付帯)に微減という現状にあります。社台スタリオンステーションの上位帯水準を保持する種牡馬の1頭として現役の主力に位置します。2025年の中央リーディングサイアーランキングでは産駒数122・勝利数37・獲得賞金約8億7870万円の実績を残し、G1勝ち産駒2頭を中心に上位賞金を稼ぐ主力種牡馬の地位を確立した形となります。

配合評価とこの当歳の見どころ

父スワーヴリチャード(ハーツクライ×Pirona・母父Unbridled's Song)と母リトミカメンテ(オルフェーヴル×カルマート・母父シンボリクリスエス)の配合は、ハーツクライ系・サンデーサイレンス系内包の新興主力種牡馬と、オルフェーヴル×シンボリクリスエスの中距離・スタミナ重視の母系を組み合わせた、現代日本軽種馬市場における中央クラシック志向の配合設計です。

血統表内のクロスを見ると、父スワーヴリチャードの父系ハーツクライ(サンデーサイレンス直仔)と、母リトミカメンテの父オルフェーヴル(ステイゴールド産駒=サンデーサイレンス直仔)が並び、サンデーサイレンスの4×3クロスが血統表内で発生します。サンデーサイレンス系内の濃いクロス設計は、現代日本軽種馬市場の中距離クラシック路線で結果を出してきた配合パターンの主流の1つで、本馬の場合は父オルフェーヴル(2011年皐月賞・優駿牝馬以外の3冠級G1群)の血脈と、父系ハーツクライの瞬発力血脈が織りなす中距離・長距離志向の濃いサンデー系構造を備えます。

スワーヴリチャード×母父オルフェーヴル系の配合データを見ると、コラソンビート(2021年生・牝・母父オルフェーヴル・2023年京王杯2歳S G2+2024年フィリーズレビューG2+2023年阪神JF G1 3着・通算16戦3勝・賞金1億526万円)が、父スワーヴリチャードと母父オルフェーヴルの組み合わせから登場した中央重賞2勝+G1表彰台の実証データを残しています。スワーヴリチャード産駒の最有力ニックスは母父ハービンジャー(ダンチヒ系)経由のG1馬2頭ですが、母父オルフェーヴル経由でも芝マイル〜中距離戦線で結果を残す配合パターンの1つとして整理されつつあります。本馬は母系の祖母カルマート(中央オープン特別勝ち牝馬)・母リトミカメンテ(中央2勝クラス2勝牝馬)に父オルフェーヴル系の中距離・スタミナ血脈を継承する母を持つ点で、コラソンビートの成功例と血統構造的に類似した方向性の配合設計を備えます。

加えて、本馬の血統表3代以内には母父シンボリクリスエス(Roberto系)が位置し、シンボリクリスエスを母父とする中央G1勝ち馬レイデオロ(2017年日本ダービー・父キングカメハメハ)・エフフォーリア(2021年皐月賞・天皇賞秋・有馬記念・父エピファネイア)らの実証データが、本馬と同じ母父系統経由の中央クラシック実証として強い裏付けとなる構造です。

3代血統の構造的特徴は、父系のハーツクライ系・サンデーサイレンス系が持つ瞬発力・末脚伝達力と、母系のオルフェーヴル(ステイゴールド系)経由のスタミナ・粘り、シンボリクリスエス系の中距離適性・パワー、Unbridled's Song・Air Jihadの米国主流スピード血脈の融合という点にあります。父スワーヴリチャードの母父Unbridled's Song(ミスタープロスペクター系・米国主流スピード血脈)と、本馬の3代以内に並ぶ米国主流血脈の組み合わせが、芝中距離での前向きさを支える構造的整合性を持つ配合設計です。

距離適性の予測は芝1600m〜2200mのマイル〜中距離が主戦場の中心域となります。父スワーヴリチャードの牝馬産駒がコラソンビート(京王杯2歳S G2=芝1400m+フィリーズレビューG2=芝1400m)・スウィープフィート(チューリップ賞G2=芝1600m)・アドマイヤベル(フローラS G2=芝2000m)らで芝1400〜2000mに集中して結果を残してきた実績に加え、母系オルフェーヴル系・シンボリクリスエス系のスタミナ補強要素を踏まえれば、3歳春のクラシック路線(桜花賞・優駿牝馬)、または古馬牝馬路線のエリザベス女王杯・ヴィクトリアマイル路線でのマイル〜中距離適性発揮が血統的に整合します。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸とする芝主体型で、ダートは血統構成上の主戦場ではありません。

母リトミカメンテにとって本馬は3番仔で、初のスワーヴリチャード配合産駒となります。母にとって繁殖実証は1番仔ショルタメンテの中央デビュー段階から始まったばかりで、3番仔の本馬は母リトミカメンテの繁殖実証蓄積初期の1頭となります。父スワーヴリチャードのファーストシーズンサイアー1位+初年度G1馬2頭という高水準の実証データと、本馬の祖母カルマート世代から続く母系の中央条件馬・中央オープン特別勝ち牝馬の実証が交差する位置にある1頭です。

価格面については、サンデーサラブレッドクラブ2026年度募集第15番として総額2800万円(1口70万円・40口)で募集されています。同クラブ2026年度募集ラインアップは最高価格1億5000万円(グランアレグリアの25・ラッキーライラックの25・ミュージアムヒルの25の3頭)・1億円以上12頭を擁する上位帯設定です。イクイノックス産駒10頭中7頭が1億円以上、キタサンブラック産駒5頭の平均1億200万円、サートゥルナーリア産駒5頭の平均8400万円という上位ラインの中で、本馬の2800万円は同クラブ募集ラインアップの中位以下水準・スワーヴリチャード産駒の中ではエントリーレベル帯に位置します。父の2026年種付け料1200万円(社台SS上位帯)+母リトミカメンテ中央2勝クラス2勝+祖母カルマート中央オープン特別勝ち+母父シンボリクリスエスの中央G1実証データという要素を備えた牝馬産駒として、母系の中央重賞勝ち馬実証が現時点で蓄積初期段階に位置する内容を反映した価格設定と整理されます。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 父スワーヴリチャードは2023年ファーストシーズンサイアー1位+初年度産駒からG1馬2頭(レガレイラG1 3勝+アーバンシック菊花賞)を輩出した新興主力種牡馬で、2024〜2025年シーズンにG1勝ち産駒群の上位継続水準を実証した現役の主力種牡馬の1頭です。本馬と同じ母父オルフェーヴル配合からはコラソンビート(京王杯2歳S G2+フィリーズレビューG2+阪神JF G1 3着)が中央重賞2勝・G1表彰台の実証データを残しており、配合パターンの実証先行例があります。
  • 母系は祖母カルマート(2011年紫苑ステークス=オープン特別勝ち牝馬)・母リトミカメンテ(JRA中央23戦3勝・2勝クラス2勝)と3代続けて中央勝ち上がり・中央オープン経験を継承する血統的厚みを備えます。母父シンボリクリスエスはレイデオロ(2017年日本ダービー)・エフフォーリア(2021年皐月賞・天皇賞秋・有馬記念)らの中央G1勝ち馬を輩出した母父系統で、現代日本のクラシック・古馬中距離戦線で結果を残す主流軸の1つに整理されます。

懸念

  • 母リトミカメンテにとって本馬は3番仔で、初のスワーヴリチャード配合産駒となります。母としての繁殖実証は1番仔ショルタメンテの中央デビュー段階から始まったばかりで、勝ち上がり産駒は現時点で確認できない蓄積初期段階に位置します。
  • 母系の中央重賞勝ち馬実証は現時点で蓄積開始前の段階にあり、祖母カルマートの中央オープン特別勝ちが最大の実証データとなる中堅牝系に整理されます。中央G1勝ち馬の母系内輩出はこれからの蓄積課題に位置付けられる点に留意が必要です。

総額2800万円(1口70万円)は、現代日本主力新興父スワーヴリチャード×母父オルフェーヴル(母父シンボリクリスエス系)配合の牝馬産駒として中位以下水準・エントリー価格帯に位置します。日本主流の芝マイル〜中距離での素質と、コラソンビートの先行成功例を踏まえた母父オルフェーヴル系配合の実証蓄積動向を重視する検討者にとっては、父の市場性と母系の堅実な中央実証の連続性が両立した1頭です。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ JRA中央23戦3勝・賞金7202.4万円の2勝クラス通過牝馬・武田尾特別+桑折特別の2勝クラス2勝・3勝クラス昇格後は掲示板入着なし・繁殖入り後1番仔ショルタメンテの中央デビュー段階の蓄積初期
近親活躍度 ★★★☆☆ 祖母カルマート2011年紫苑ステークス(オープン特別)勝ち牝馬・母父シンボリクリスエス系経由の中央G1馬レイデオロ+エフフォーリア+エピファネイア血脈・母系内の中央重賞勝ち馬実証は蓄積開始前の中堅牝系
父産駒適性 ★★★★☆ スワーヴリチャードは2023年ファーストシーズンサイアー1位、初年度G1馬2頭(レガレイラG1 3勝・アーバンシック菊花賞)、2026年種付け料1200万円の社台SS上位帯、母父オルフェーヴル配合のコラソンビートG2 2勝の実証
配合評価 ★★★★☆ サンデーサイレンス4×3クロス+ハーツクライ系×オルフェーヴル(ステイゴールド系)+母父シンボリクリスエス系の中距離・スタミナ補強配合、母父オルフェーヴル系はコラソンビートで重賞実証あり
価格妥当性 ★★★★☆ 2800万円(1口70万円)はクラブ中位以下水準・スワーヴリチャード産駒エントリー価格帯、父市場性+祖母カルマート紫苑S勝ち+母中央2勝クラス2勝の3要素で内容相応
総合評価 ★★★☆☆ 加重平均3.40、父スワーヴリチャードのファーストシーズン実証と母父オルフェーヴル配合(コラソンビートG2 2勝)の実証ニックスが牽引材料

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。