5軸 加重評価サマリー
AI評価レポート
シーウィルレインの25 AI評価レポート
母シーウィルレインの競走実績と特徴
母シーウィルレイン(She Will Reign)は2014年8月26日に豪州で生まれた鹿毛の牝馬で、父Manhattan Rain・母Courgette・母父Charge Forwardという豪州型のスピード血統に属します。1歳セールでわずか2万豪ドルという破格の安値で取引された経緯を持ちながら、競走馬としてはGary Portelli厩舎の手綱で2歳から3歳秋にかけて豪州短距離路線の頂点に駆け上がった1頭です。
通算戦績は12戦6勝・賞金320万6900豪ドル前後と公表されており、2017年シーズンに豪州2歳・3歳牝馬路線の主役を務めました。最大のハイライトは2017年3月18日にローズヒル競馬場の芝1200mで施行された世界最高賞金級2歳戦・ゴールデンスリッパーステークス(G1・賞金350万豪ドル)を制した一戦で、1歳セール2万豪ドルから350万豪ドル級のG1優勝賞金を獲得したことで豪州競馬史に残る馬として大きな話題を集めました。同じシーズンには前哨戦のシルバースリッパーステークス(G2・ローズヒル芝1100m)も1馬身半差の完勝で制覇しており、ゴールデンスリッパーとシルバースリッパーの2歳重賞2冠を達成しました。シルバースリッパーとゴールデンスリッパーの両制覇は1963年以降で7頭目という数字が記録されています。
3歳秋にはWFA(別定重量)条件のG1・ムーニーバレー競馬場芝1000mのモイアステークスを古馬相手に制覇し、2歳牝馬王者から古馬G1馬へと駆け上がる成績を示しました。これによりG1勝鞍はゴールデンスリッパーステークス(芝1200m)とモイアステークス(芝1000m)の2勝に伸び、2017年の豪州チャンピオン2歳牝馬の称号を獲得しました。
4歳時の2018年には下気道(lower airway)の炎症が見つかったことで現役引退が発表され、繁殖牝馬としての再スタートを切りました。引退後はノーザンファームに私的取引で迎えられて日本に輸入され、北海道勇払郡安平町のノーザンファーム繁殖陣に加わっています。
ゴールデンスリッパーステークスは豪州2歳路線の最高峰として知られる芝1200mのG1で、これを制した経歴は豪州産の短距離スピード血統の頂点クラスの実力を示すものです。一方で母として日本に輸入された後は、サンデーグループの繁殖牝馬群の中でも、欧州型サンデー系・米国型ノーザンダンサー系の繁殖牝馬が多数を占める中に豪州型短距離スピード血脈を持ち込んだ希少な存在として独自のポジションを担う1頭となっています。
母父Manhattan Rainと母系背景
母父にあたるManhattan Rainは2006年生まれの鹿毛馬で、父Encosta De Lago・母Shantha's Choice・母父Canny Ladという豪州主流のスピード血脈に属します。現役時代は2009年のAJCサイアーズプロデュースステークス(G1・ランドウィック芝1400m)を制覇して父Encosta De Lagoにとって初の2歳G1勝ち産駒となり、続くコックスプレート(G1・ムーニーバレー芝2040m)では3歳ながらSo You Thinkの2着に2馬身半差で入線、ゴールデンスリッパーステークスとAJCシャンパンステークスでも上位入線と、短距離から中距離まで対応する高い競走能力を示しました。獲得賞金131万1200豪ドルは父Encosta De Lagoの牡馬産駒では最高水準の記録となっています。
引退後はアローフィールドスタッドで種牡馬入りし、その後ブルーガムファーム、ガイゼルパークスタッドへと移籍しながら供用が続けられています。種牡馬としてはこれまでに20頭のステークスウィナーを輩出し、シーウィルレイン(2017ゴールデンスリッパーステークスG1)、ベナギル(Benagil・2025オーストラレイジアンオークスG1)、ウィスキーバロン(Whiskey Baron・南アフリカG1)、ジグソー(Jigsaw・G1)という4頭以上のG1馬を送り出すとともに、ワイルドレイン(Wild Rain・G2)、スカーレットレイン(Scarlet Rain・G2)、ニューヨークラスター(New York Lustre・G2)、ムーンオーバーマンハッタン(Moonovermanhattan・G2)、マンクラッシュ(Man Crush・G2)、サバジ(Sabaj・G2)など多数のG2勝ち馬を継続的に輩出しています。
Manhattan Rainの父Encosta De LagoはFairy King直仔の豪州チャンピオンサイアー(2008年・2009年の豪州リーディングサイアー、加えて豪州ブルードメアサイアーリーディング4回獲得)で、Danehill・Redoute's Choice系と並ぶ豪州型主流種牡馬の1頭、本馬の母父父にあたります。
Manhattan Rainの母Shantha's ChoiceはCanny Lad直仔の繁殖牝馬で、競走成績そのものは現役2戦に留まりましたが、繁殖牝馬としては豪州競馬史に残る母です。Shantha's Choiceの産駒からはRedoute's Choice(1999年カンタベリーギニーズG1ほかG1複数勝ち・豪州チャンピオンサイアー)、Platinum Scissors(プラチナム・シザーズ・G1勝ち)、そして本馬の母父Manhattan Rain(G1勝ち)という3頭のG1勝ち馬が世に送り出されており、豪州近代競馬を代表するブルードメアの1頭として記憶されています。Redoute's Choice自身も豪州チャンピオンサイアーかつ豪州ブルードメアサイアーの主役級として活躍し、Shantha's Choice一族は豪州主流血脈の最重要家系の1つとなっています。
母Courgette自身はCharge Forward直仔の繁殖牝馬で、Charge ForwardはAJCギャラクシーH(G1)勝ち馬の豪州型スプリンター系で、母系にも豪州短距離血統の濃さが並びます。
3代血統内にEncosta De Lago・Canny Lad・Charge Forwardという豪州主流スピード血脈、加えてDanehill系・Shantha's Choice系という豪州近代競馬の最重要血脈群が並ぶ構成で、芝1000〜1400mの2歳・3歳短距離戦線を主戦場とする傾向が母系に色濃く出ています。
シーウィルレインの過去産駒・近親活躍馬
母シーウィルレインは2018年の現役引退後にノーザンファームに迎えられ、日本での繁殖生活をスタートしました。本馬シーウィルレインの25は通算6頭目の産駒にあたります。
初仔は2020年1月16日生まれの牡馬ダノントルネード(父ハーツクライ)で、栗東の中内田充正厩舎に入厩、ダノックスの所有として2021年JRHAセレクトセールで税抜1億6400万円(税込1億6500万円相当)で落札されました。デビューは2022年7月31日の新潟芝1800mの新馬戦で、川田将雅騎手の手綱でハナ差の勝利を収めて初陣を飾っています。その後は3歳春に2023年京都新聞杯(G2・京都芝2200m)でクビ差の2着に入る健闘を示し、同年秋の菊花賞(G1・京都芝3000m)にも出走しました。JRA通算9戦1勝、京都新聞杯G2 2着を含む3着内3回・獲得賞金3649万円という戦績で、母系の豪州短距離血脈に父ハーツクライの中距離適性を組み合わせた配合方向の正しさを示した1頭となっています。
2番仔は2021年1月23日生まれの牝馬ダイヤモンドレイン(父サトノダイヤモンド)で、サンデーサラブレッドクラブの所属馬として2023年9月にデビューしました。JRA通算10戦1勝・3着内2回・獲得賞金1355万円の戦績を残し、2024年5月11日に中央メイドンを勝ち上がっています。同年の中央芝・ダートを行き来する平場戦線でキャリアを重ねている現役馬です。
3番仔は2022年生まれの牝馬で、サンデー側カタログにはシーウィルレインの22として登録されています。
4番仔は2023年2月17日生まれの牡馬ダノンプレサージュ(父サートゥルナーリア)で、栗東の安田隆行厩舎に入厩、ダノックスの所有として供用されています。デビュー後は中央4戦で2着2回・3着1回の入着実績を残し、獲得賞金2200万円前後の戦績で勝ち上がりに向けて経験を積んでいる段階にあります。父サートゥルナーリアはロードカナロア×シーザリオの豪華配合で2019年皐月賞G1勝ち・ホープフルステークスG1勝ちの実績馬で、母シーウィルレインの豪州型スピード血脈との配合で芝中距離適性が前面に出る設計となっています。
5番仔は2024年生まれの牡馬で、2024年JRHAセレクトセール1歳セッションにシーウィルレインの23名義(キズナ産駒)が登場し、市場から注目を集めました。
6番仔が本馬シーウィルレインの25(2025年2月6日生・牝・青鹿毛・父キタサンブラック)で、母にとって初めてのキタサンブラック産駒、かつ初の関東所属クラブ募集馬となります。サンデーサラブレッドクラブ2026年度募集ラインアップに、関東所属の牝馬として総額7000万円(1口175万円・40口)で登場しています。
母系を1世代上に遡ると、豪州側の家系図には複数のG1勝ち馬が並びます。母父Manhattan Rain自身が2009年AJCサイアーズプロデュースステークスG1勝ち馬で、Manhattan Rainの母Shantha's Choiceの産駒からは豪州チャンピオンサイアーRedoute's ChoiceとPlatinum ScissorsというG1勝ち馬2頭が並ぶ家系構造を持ちます。本馬から見ると母父の兄にあたる位置にRedoute's ChoiceとPlatinum Scissorsが配置される血統的特長です。さらに3代血統表内に位置するEncosta De Lago系産駒は豪州・ニュージーランドのG1路線で多数のG1勝ち馬を継続的に輩出してきた家系で、母方の総合的な活力は十分に裏付けられています。
現段階の繁殖実証データとして、産駒1頭目ダノントルネードが京都新聞杯G2 2着・菊花賞G1出走、2番仔ダイヤモンドレインが中央メイドン勝ちまで進み、4番仔ダノンプレサージュが中央2着2回まで到達と、ノーザンファーム輸入後の日本産産駒群は重賞級の素質を継続的に示しています。一方で母自身のG1勝ち実績(豪州G1 2勝)と母系の豪州型主流血脈の厚みは確かな構成で、サンデーグループ繁殖牝馬群の中でも豪州型スピード血脈を補える希少な1頭としての価値を持ちます。
父馬キタサンブラックについて
キタサンブラックは2012年3月10日生まれの鹿毛馬で、父ブラックタイド・母シュガーハート・母父サクラバクシンオーという、サンデーサイレンス系×プリンスリーギフト系の日本型クラシック血統に属します。現役時代はJRA・G1を7勝(2015年菊花賞、2016年・2017年天皇賞春、2016年ジャパンカップ、2017年大阪杯、2017年天皇賞秋、2017年有馬記念)し、2度の年度代表馬・2度の最優秀古牡馬に選出された歴史的名馬です。
引退後は社台スタリオンステーション入りし、2026年シーズンの種付け料は2500万円に到達、国内最高峰の種牡馬の1頭として確固たる地位を築いています。広く知られている存在のため詳細は省略しますが、種牡馬としての現状は国内トップクラスに位置しています。
父産駒の傾向と距離適性
キタサンブラックの種牡馬成績は実証段階に入っており、複数のG1勝ち産駒・重賞勝ち産駒を継続的に送り出しています。代表産駒としてはイクイノックス(2022年・2023年天皇賞秋、2022年有馬記念、2023年ドバイシーマクラシック、2023年宝塚記念、2023年ジャパンカップのG1 6勝・通算10戦8勝・連対率100%、2023年世界ランキング1位の歴史的名馬)、ソールオリエンス(2023年皐月賞G1勝ち、2023年日本ダービー2着・キャリア3戦目で皐月賞制覇)、ガイアフォース(2022年セントライト記念G2勝ち、2025年富士ステークスG2勝ちなど重賞2勝・賞金7800万円超)、そして2025年日本ダービーを1番人気で制したクロワデュノール(2024年ホープフルステークスG1+2025年日本ダービーG1のG1 2勝、通算10戦7勝・賞金12億円超、2025年凱旋門賞14着・ジャパンカップ4着)などが並びます。
クロワデュノールの2025年日本ダービー制覇は、キタサンブラック産駒として日本ダービー初制覇という記念碑的な勝利で、北村友一騎手の手綱で勝ち時計2分23秒7・2着マスカレードボールに3/4馬身差をつけて1番人気での貫禄勝ちを収め、クラシック制覇を達成したキタサンブラック産駒として種牡馬としての確固たる地位を不動のものとしました。
産駒の距離適性は芝中距離(1800〜2400m)を主戦場とする傾向が強く、牡馬は1600m以下で7勝・1800m以上で24勝という分布で、1勝クラス以上・2000m以上では複勝率42.5%という安定感が特徴です。馬場適性は道悪での好走率が高く、稍重〜重馬場での回収値が良馬場を上回る重厚なステイヤー型の傾向を示します。コース別では東京競馬場での適性が際立っており、芝・ダート両面で高い成績を残しています。牝馬についてはマイル前後がベストとなりやすく、1800mまでは安定して走るものの2000m以上では距離の壁が指摘される傾向にあります。
市場面では2025年セレクトセールの1歳馬部門で落札額トップ3を独占し、最高額モシーンの2024(牡)が4億2000万円、2位ノームコアの2024(牡)が4億1000万円、3位ラビットランの2024(牡)が3億2000万円と、上位独占の圧倒的な存在感を示しました。同セールでキタサンブラック産駒は1日で10頭が1億円超を記録し、種牡馬としての市場価値は国内最高水準にあります。
産駒の身体傾向は父系のスタミナ豊かな持続力と母系次第での芝の機動力が組み合わさる構造で、特に欧米のスピード血脈を母系に持つ配合では、芝中距離前後をメインレンジとする産駒像が定着しつつあります。
配合評価とこの当歳の見どころ
父キタサンブラック(ブラックタイド×シュガーハート・母父サクラバクシンオー)と母シーウィルレイン(Manhattan Rain×Courgette・母父Charge Forward)の配合は、日本最高峰のサンデーサイレンス系内包種牡馬と、豪州2歳・3歳G1を2勝した瞬発力豊かな短距離血脈の繁殖牝馬を組み合わせた、和洋融合型の設計です。
血統表内のクロスを見ると、5代以内に共通祖先が多くは見られず、サンデーサイレンス系(父キタサンブラックの父ブラックタイド経由)と豪州主流のDanehill系・Encosta De Lago系(母父Manhattan Rain経由)が血統表内で初めて出会う交配パターンに該当します。父系の主軸であるサンデーサイレンス系と母系の豪州型スピード血脈の組み合わせは、近年のキタサンブラック配合では新鮮味のある構成で、外向きの瞬発力血脈を補強する設計と整理されます。
3代血統の構造的特徴は、父系の重厚なステイヤー型スタミナと、母系の豪州型短距離スピードの融合という点です。父キタサンブラック自身が現役G1 7勝・産駒からイクイノックス(芝2000〜2400m王者)・ソールオリエンス(芝2000m皐月賞馬)・クロワデュノール(芝2400mダービー馬)というクラシック中距離型を送り出してきた血脈に、豪州G1 2勝のスピード型牝馬の母系を組み合わせる配合は、近年のキタサンブラック配合の主流である「芝中距離適性軸+海外型スピード補強」の設計思想に沿った構成と整理できます。母系の豪州主流血脈が父系の中距離適性に機動力と瞬発力を加える方向で機能する設計です。
母シーウィルレインの過去産駒は1番仔ダノントルネード(父ハーツクライ=サンデー系)が京都新聞杯G2 2着、2番仔ダイヤモンドレイン(父サトノダイヤモンド=サンデー系)が中央メイドン勝ち、4番仔ダノンプレサージュ(父サートゥルナーリア=ロードカナロア系)が中央4戦で2着2回と、サンデー系種牡馬との配合で安定した活躍を示してきました。今回のキタサンブラックは母にとって初めての配合で、サンデー系内包父系で重ねた点は過去産駒群と共通する設計思想です。1番仔ダノントルネードが芝中距離G2で2着まで進んでいる現状を踏まえると、芝中距離適性の伝達は実証段階に入っている評価ができます。
距離適性の予測は芝の1600〜2000mがコアレンジになると整理されます。父キタサンブラック産駒の牝馬はマイル前後がベストとなりやすい傾向に、母シーウィルレインの豪州型短距離スピードが組み合わさることで、機動力と末脚の鋭さを併せ持つ芝マイル〜中距離型の素質を備える設計です。母系の豪州2歳G1血脈は早期完成型の側面を持つため、2歳暮れから3歳前半にかけての始動も視野に入る配合となります。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、父系の道悪適性で重馬場にも対応する素地を持ちます。
価格面については、サンデーサラブレッドクラブ2026年度募集ラインアップ#7番として総額7000万円(1口175万円・40口)で募集されています。同クラブの最高額帯1億5000万円(グランアレグリアの25等)からは下のレンジに位置する設定で、父キタサンブラックの2025年セレクトセール最高額4億2000万円・1億円超10頭という市場性と、母の豪州G1 2勝・1番仔京都新聞杯G2 2着という血統価値を踏まえれば、市場価値ベースでは内容相応の水準と整理されます。
総合所見
本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。
強み
- 父キタサンブラックが現役G1 7勝・産駒からイクイノックス・ソールオリエンス・クロワデュノールというG1勝ち産駒3頭+ガイアフォースの重賞勝ち馬を送り出した実証済みのトップ種牡馬で、2025年セレクトセール最高額4億2000万円・1日10頭が1億円超落札という市場価値が国内最高水準です
- 母シーウィルレインが豪州2歳・3歳G1を2勝(2017年ゴールデンスリッパーステークスG1・2017年モイアステークスG1)した豪州チャンピオン2歳牝馬で、母父Manhattan Rain→Encosta De Lago→Danehill系統という豪州主流のスピード血脈と、母父の母Shantha's Choiceからは豪州チャンピオンサイアーRedoute's Choice・G1馬Platinum ScissorsというG1勝ち兄2頭が並ぶ豪州近代競馬最重要家系の出身で、サンデーグループ繁殖陣の中でも希少な豪州型スピード補強の構成となっています
- 母の過去産駒は1番仔ダノントルネードが京都新聞杯G2 2着・菊花賞G1出走、4番仔ダノンプレサージュが中央2着2回と、サンデー系種牡馬との配合で重賞級の素質伝達が実証段階に入っています
懸念
- 母系の豪州型短距離血脈は日本の芝中距離戦線とは血統的距離があり、父キタサンブラックの牝馬産駒は2000m以上で距離の壁が指摘される傾向にあるため、距離適性の絞り込みが芝マイル〜2000m前後に偏る設計です
- 母の日本繁殖実証データはJRA産駒5頭のうち中央勝ち上がりが2頭(ダノントルネード・ダイヤモンドレイン)に留まっており、G1級産駒の輩出には至っていない段階で、繁殖能力の完全実証にはまだ時間を要する段階にあります
総額7000万円(1口175万円)は、キタサンブラック産駒×豪州2歳G1勝ち牝馬の組み合わせに対して、市場性ベースで内容相応の水準です。芝マイル〜中距離型の素質と母系の豪州型瞬発力を求める出資検討者にとっては、父の市場性と母のG1実証力が両立した1頭と整理されます。
評価スコア
| 評価軸 | スコア | 評価根拠 |
|---|---|---|
| 母の繁殖能力 | ★★★★☆ | 豪州G1 2勝(2017ゴールデンスリッパーステークスG1・モイアステークスG1)・2017豪州チャンピオン2歳牝馬・産駒1番仔ダノントルネードが京都新聞杯G2 2着、現役G1勝ち牝馬として確かな実績 |
| 近親活躍度 | ★★★★☆ | 母父Manhattan RainがAJCサイアーズプロデュースステークスG1勝ち、母父の母Shantha's ChoiceからはRedoute's Choice・Platinum ScissorsのG1勝ち兄2頭が並ぶ豪州近代競馬最重要家系 |
| 父産駒適性 | ★★★★★ | キタサンブラック産駒からイクイノックス・ソールオリエンス・クロワデュノールのG1 3頭+ガイアフォースの重賞勝ち産駒、2025セレクトセール最高4.2億円・10頭が1億円超 |
| 配合評価 | ★★★☆☆ | サンデー系内包父×豪州型スピード母の和洋融合型、芝中距離適性軸+海外型スピード補強の設計だが、牝馬は2000m以上で距離の壁の傾向、適性レンジ絞り込みが課題 |
| 価格妥当性 | ★★★★☆ | 7000万円(1口175万円)はクラブ中位帯、父の市場性・母のG1 2勝実績から内容相応で大きな割高感はない水準 |
| 総合評価 | ★★★★☆ | 加重平均4.00、父の産駒適性と母系の豪州主流血脈の厚みが牽引材料 |
本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。