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サンデー No.1

タムニアの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.65/5.00
★★★★☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
4.0★★★★☆
近親
4.0★★★★☆
父産駒
3.0★★★☆☆
配合
4.0★★★★☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
Nathaniel
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
1/28
毛色
鹿
地区
関東
Price
総額
1億円
一口 (全40口)
250万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

タムニアの25 AI評価レポート

母タムニアの競走実績と特徴

母タムニア(Tamniah)は2016年3月17日にフランスで生まれた鹿毛の牝馬で、現役時代は欧州を主戦場としていました。父はナサニエル、母はエズデハル、母父はロックオブジブラルタルという欧州主流血統馬で、調教はアンドレ・ファーブル厩舎が担当していました。

現役戦績は海外8戦2勝です。3歳時に欧州で重賞戦線に挑み、2019年8月にはドーヴィル競馬場の仏G3ミネルヴ賞(芝2500m・3歳牝馬限定戦)を制覇しました。本戦はファーブル調教師にとってミネルヴ賞通算10勝目という節目の勝利で、写真判定でスターターム(Star Terms)を退ける接戦を制しています。

ミネルヴ賞は仏オークス(芝2100m)組や英オークス(芝2400m)組のステップ的位置づけにある格上重賞で、欧州牝馬中長距離路線の王道タイトルの一つに数えられています。2500mというクラシックディスタンスを3歳牝馬限定で制した実績は、繁殖牝馬としての血統的バックボーンを強く支える材料です。仕上げの巧さと底力の両面が評価できる勝ち方でもあり、欧州型のスタミナ要素を体現した競走馬だったと言えます。

引退後はノーザンファームが繁殖牝馬として確保し、日本に輸入されました。社台グループによる欧州重賞勝ち牝馬の繁殖導入は、母系の血の更新と日本主流血統との配合バリエーション拡大を狙ったもので、タムニアの導入もその文脈に位置づけられます。

繁殖牝馬としての評価形成は、すでに送り出した産駒の中央成績を経て上向きの段階にあります。後述するとおり半姉テレサがJRA重賞戦線で結果を残しているため、本馬の繁殖能力に対する市場の見方は導入時よりも明確に高まっています。社台スタリオンステーションの上位種牡馬を相手に種付けが続いている事実も、ノーザンファーム内での序列が上位グループに位置していることの裏付けです。3歳時点で2500mのG3を制した持続力型の競走資質と、ナサニエル譲りの渋太い欧州血脈の組み合わせは、日本主流のサンデーサイレンス系種牡馬との掛け合わせで補完関係を成立させやすい繁殖背景を持っています。

母父Nathanielと母系背景

母父のナサニエル(Nathaniel)は2008年生まれの英国産種牡馬で、父はガリレオ、母はマグニフィシェントスタイルというサドラーズウェルズ系の名門血統に属します。現役時代は2011年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(英G1・芝2400m)、2012年のエクリプスステークス(英G1・芝2000m)を制し、欧州中距離路線で頂点を経験した馬です。

ナサニエルは引退後にダーレーで種牡馬入りし、欧州中長距離路線で歴史的な活躍馬を送り出しました。代表産駒は名牝エネイブル(Enable)で、凱旋門賞2勝・キングジョージ3勝を含むG1通算11勝という金字塔を打ち立てた牝馬チャンピオンです。北米G1チャンピオンのチャンネルメーカー(Channel Maker)もナサニエル産駒で、ガリレオ系の中でも芝中長距離適性と渋太さに優れた血脈という評価が固まっています。

タムニアの母エズデハル(Ezdehar)はゴドルフィン傘下で繁殖入りした牝馬で、母父にロックオブジブラルタル(Rock of Gibraltar)を持ちます。ロックオブジブラルタルは2002年に英愛G1を7連勝した名マイラーで、ストームバード系のスピード血脈です。サドラーズウェルズ系のスタミナとストームキャット系のスピード、ミスタープロスペクター系の機動力を内包する厚みのある母系構成が、タムニアの血統表に表れています。

ガリレオ系全体の特徴は、芝中長距離での持続力と渋太さです。日本主流のサンデーサイレンス系とは異なる持続的な末脚と長い加速持続が魅力で、近年の日本でもグレナディアガーズ(フランケル)など同系統の活躍馬が確認できる血脈です。本馬の母系はこの欧州型スタミナを軸にしたバックボーンを持っています。

タムニアの過去産駒・近親活躍馬

タムニアは繁殖入り後、すでに複数の産駒を送り出しています。最年長産駒は2021年生まれの牝馬コスモフィレンツェで、父はキズナです。JRAでは3戦未勝利・獲得賞金約629万円という戦績に終わり、重賞戦線まで届かない結果となりました。

2番目の産駒が2022年1月25日生まれの牝馬テレサで、父はアドマイヤマーズです。生産はノーザンファーム、現在は栗東・杉山晴紀厩舎に所属しています。本馬タムニアの25にとっての半姉にあたる存在で、現役クラシック世代として近親の血の活力を体現する1頭です。

テレサはJRAで3勝を挙げ、2025年9月14日に行われた第43回ローズステークス(G2・阪神芝外1800m)で7番人気2着に好走しました。勝ち馬はカムニャックで、テレサは僅差の上位入線を果たして秋華賞優先出走権を獲得しています。獲得賞金は約6680万円に達し、3歳秋のクラシック路線で確かな存在感を示している現役馬です。母タムニアの繁殖能力に対する市場評価を一気に押し上げた立役者と言えます。

3番目の産駒は2023年生まれの牡馬で、父はコントレイル(無敗の三冠馬)です。現在は栗東・北出成人厩舎所属で育成段階にあり、デビュー前の調整が進められています。コントレイル×タムニアという豪華配合の半兄として、デビュー後の動向が注視される存在です。

タムニアの祖母系については、エズデハル系自体は欧州での重賞級活躍馬を多数輩出している血脈ではないものの、ガリレオ系×ストームキャット系のクロスを内包する血統的素地は厚みを持っています。1親等の半姉テレサが現役で重賞連対実績を残している点が、近親活躍度の評価における最大の支柱です。コスモフィレンツェの戦績が伸びなかった事実はマイナス材料として残るものの、テレサの活躍が母系全体のトレンドを上向きに転換させた構図にあります。

父馬イクイノックスについて

イクイノックスは2019年生まれの現役引退種牡馬で、10戦8勝・連対率100%・G1 6勝という戦績を残しました。2023年にはロンジン・ワールドベストレースホースランキングで135ポンドを獲得し、世界第1位の評価を受けた日本史上最高クラスの名馬です。

2023年11月のジャパンカップを最後に引退し、2024年から社台スタリオンステーション入りしています。種付け料は初年度2000万円、2026年シーズンは2500万円に引き上げが発表されており、国内最高水準を維持中です。広く知られている存在のため詳細は省略しますが、種牡馬としての立ち位置は現時点で国内トップグループに位置しています。

父産駒の傾向と距離適性

イクイノックスの初年度産駒は2025年生まれで、2026年5月時点では1歳の段階にあります。本馬タムニアの25もこの初年度ジェネレーションに含まれる存在です。レースデビューは早くても2027年6月のメイクデビュー以降になる見込みで、産駒の実戦成績データは現時点でまだ存在していません。

種付け頭数は供用初年度で204頭、生産頭数は142頭と公表されており、トップクラスの繁殖牝馬を集めた状況になっています。供用2年目に種付け料が据え置きから2500万円に引き上げられた点は、国内ではきわめて異例の動きで、繁殖牝馬オーナー側の評価が高水準で形成されていることを示しています。

身体面と走法面の傾向については、父キタサンブラック由来の豊かなスピード持続力と、自身の現役時代に見せた末脚の鋭さが伝わると想定されます。父系はキタサンブラック→ブラックタイド→サンデーサイレンス系という日本主流ラインで、ロードカナロアの肌に強いキタサンブラックを父に持つ点が、母系のスタミナ寄り血統と組み合わさることで芝中距離前後をメインレンジとする産駒像が浮かびます。

市場評価の現状については、2025年セレクトセールでの数字が参考になります。上場24頭中23頭が落札され、最高価格は5億2000万円(ミッドナイトビズーの2025)、1億円超の落札が11頭という結果が記録されました。クラブ募集や庭先取引でも上位価格帯への集中が見られ、初年度産駒の市場価値は最高水準にあるとみられます。

ただし種牡馬としての真価は産駒のレース実績で決まる性格のものです。初年度産駒は2027年のデビュー以降に評価が固まっていくため、現段階の市場価値は先行投資的な性格を含んでいる点を踏まえておく必要があります。

配合評価とこの当歳の見どころ

父イクイノックス(キタサンブラック×シャトーブランシュ・母父キングヘイロー)と母タムニア(ナサニエル×エズデハル・母父ロックオブジブラルタル)の配合は、日本最強クラスのキタサンブラック系種牡馬と、欧州ガリレオ系の重賞勝ち繁殖牝馬を組み合わせた野心的な設計です。父系はサンデーサイレンス系を内包する日本主流ライン、母系はサンデーフリーかつノーザンダンサー系・ストームバード系を主体とする欧州血統で構成されています。

血統表内のインブリードは5代以内に大きなクロスが見当たらないアウトクロス寄りの構成です。ニックスとしての固有データが大量蓄積されている組み合わせではないものの、系統論的にはサンデー系のスピードとガリレオ系のスタミナの融合という王道パターンに沿った設計で、目立つマイナス要素は見当たりません。

距離適性の予測は芝の中長距離、具体的には1800m〜2400m前後にレンジが置かれると想定されます。母タムニアがミネルヴ賞(2500m)を制した点、半姉テレサがローズステークス(1800m)で2着している点を踏まえると、瞬発力と持続力の両立を求められる中距離戦が主戦場になるとみられます。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、欧州的な道悪耐性を内包する血統構成で、湿った馬場の重・不良条件でも対応力を示す素地があります。

価格面については、サンデーサラブレッドクラブの2026募集ラインアップ#1番として総額1億円(一口250万円・全40口)で募集されています。同クラブのイクイノックス産駒募集としては上位帯に位置する価格設定で、セレクトセール市場でのイクイノックス産駒落札相場が2億〜5億円台に集中していた事実を踏まえれば、市場価値ベースでは大きく割高ではない水準に置かれています。

母タムニアの自身の仏G3勝ち、半姉テレサのG2連対、ノーザンファーム生産という3要素を組み合わせると、1億円という総額には内容相応の合理性が見出せます。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 父イクイノックスが世界レーティング135ポンドを記録した日本史上最高クラスの種牡馬で、初年度産駒に対する市場評価が国内最高水準にあります
  • 半姉テレサが2025年ローズステークスで2着に好走した現役G2級馬で、母タムニアの繁殖能力に対する評価が母系1親等の実績で裏付けられています

懸念

  • イクイノックス産駒は2027年デビュー予定で実戦データがまだ存在せず、種牡馬としての完成度には未確定要素が残ります
  • 最年長産駒のコスモフィレンツェがJRA未勝利に終わっているため、テレサ以外の産駒継続性については現時点で詳細未公表です

総額1億円(一口250万円)という価格設定は、イクイノックス産駒×G2級半姉という看板に対しては内容相応の水準と捉えられます。中長距離型の素質を求める出資検討者にとっては、母系の厚みと父の市場性が両立した1頭として検討に値する存在と言えます。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★★☆ 母タムニア仏G3ミネルヴ賞勝、半姉テレサJRA3勝・G2ローズS2着で母系の活力が実証されています
近親活躍度 ★★★★☆ 1親等の半姉テレサが現役G2連対馬、ノーザンファーム母系の構築力が裏付けられています
父産駒適性 ★★★☆☆ イクイノックスは初年度産駒で実戦データ未確定、市場評価は国内最高水準にあります
配合評価 ★★★★☆ キタサンブラック系×ガリレオ系で中長距離型ステイヤー寄りの王道設計です
価格妥当性 ★★★☆☆ 1億円はクラブ上位帯、母系の充実度から内容相応で大きな割高感はありません
総合評価 ★★★★☆ 加重平均3.65、母系の厚みと父の市場性が牽引材料です

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。